2024/12/03 09:30
「北海道生活」編集長
12月3日発売!「北海道生活」冬号は、179市町村おとりよせ&空港限定おみやげ
2024年12月3日(火)は、「北海道生活」冬号の発売日です!!
※北海道は12月5日(木)発売です
表紙はこちら!
巻頭特集は、「北海道179市町村おとりよせ」&「空港限定おみやげ」
北海道にある179市町村からのおとりよせ179品を一挙にご紹介!
「ふるさと納税」と「冬の移住」特集もあるので、たくさんある北海道のまちを雑誌でずらりと見てみるチャンスですよ。
表紙の写真は、オホーツクの流氷から出てきた毛ガニ「海明けの毛ガニ」をイメージして撮りたい!と前々から準備。
前に取材でお世話になった網走市の牛渡さんに電話して「流氷からドーンと出てきた毛ガニをイメージして撮りたい!」と伝えると、「わかりました!」と送ってくれた毛ガニ。
会社の冷蔵庫で二日前から解凍してたものの、共用の冷蔵庫がカニの匂いでいっぱいになったらどうしようと内心ドキドキ……なんとかセーフでスタジオに持ち込んだら、まだカチコチの毛ガニでした。
カメラマンから「どう撮りたいですか?」と聞かれ、「ビカーッとした、どうだ北海道の毛ガニだーっという感じ」と伝えると、「わかりました!」と準備をしてくれて、用意した氷は20キロ!
なんでこんな雑駁なディレクションで、すばらしい写真と表紙になってしまうのか、つくづく人様に恵まれている雑誌だと思います……。
では、中身をちらりとご紹介~!
「白いホッケ」?見たことない海産品・珍味!
なんせ179市町村もあるので、もちろん鮭やイクラ、カニ、ホタテ、と北海道を代表する海産物はたくさん紹介していますが、今回は珍しいものにもいろいろ出会いました。
【日高地方】新ひだか町……活締め放血根ほっけ「白櫻 -HAKUOU-」
見たことのない「白いホッケ」です。その理由は本誌で紹介していますが、こんな真っ白いホッケを見たのは初めて!
しかも家のコンロの魚用グリルには入らない大きさ!
なので、撮影時には、鉄板を使って焼きました。
すると、カリッと焼いた表面は白から黄金色に!
ホッケの脂がしっとりして、中をほぐすとふわふわ~。
撮影は大変でしたが、これまでパサパサのホッケしか食べたことのない方は衝撃的な白いホッケだろうと思います。ご家庭で焼くときは、切り分けて焼くといいかもしれません。
【後志地方】岩内町……たつかま
「たちかま」ともいいますが、実は道産子のカメラマンも知らなかったという、知る人ぞ知る冬だけの珍味。私は北海道に移住して、これが大好物になりました♪
「たち」はタラの白子のことで、塩とでんぷんだけで作った「かまぼこ」つまり「たちかま」は北海道の港町の郷土料理。
11月~2月の冬にしか出回らないので、幻のかまぼことも言われています。
【留萌地方】小平町……一杯たこ
留萌といえば、留萌市のカズノコ、羽幌町の甘えび、と来て、小平町のタコも名産で名前が上がりますが、撮影していてびっくりしたのが「一杯たこ」。
イカのくんせいや、タコのくんせいは見たことがあっても、タコまるごと一匹(一杯と呼びます)がそのまんまくんせいになっているとは!
そして、味つけがとっても美味しい! 年末年始にみんなでちぎって食べたら盛り上がることまちがいなし。
【渡島地方】福島町……ニンニク風味のいかとんびパスタ&いかとんび函館塩うどん
「いかとんび」と聞いてピンとくる方は珍味好きですね!
イカのくちばしのことで、道南・福島町のスルメ工場で余った部分を有効活用。ゆでたパスタや細うどんが同封されているので、一緒に5分湯せんするだけで簡単、そして美味しい!
地元の料理人さんが監修したそうで、いかとんびがこれでもかとたくさん入っているうえに、ニンジンやシイタケ、和風だしがきいていて、味のバランスも絶妙。家にあるとパパっとつくれて便利です。
ヒグマに馬!「ゴールデンカムイ」の美味も
お次はお肉の製品へ。牛肉、豚肉、鶏肉、ハンバーグにソーセージ、といろいろ集まってきていて、今回はエゾシカの商品も増えてきて、いずれも美味しい。
特に今回おどろいたのが、ヒグマ!
【上川地方】占冠村……熊スモークハム
大切な命、美味しく食べたいものですが、こちらのスモークハムはびっくりする美味しさ。
匂いを消すためにスパイスを強くしたり、味を濃くしたりすることなく、ふんわりと控えめな塩味でスモーク感があり、食べ終わるころに遠くに「あれ?クマなんだ」と気づく個性がこそっといます。
ぜひ、ワインといただきたい逸品です。
【空知地方】歌志内市……なんこ味噌煮
「なんこ」とは馬のホルモン。馬刺しは食べたことがあっても、馬のホルモンはなじみがないのではないでしょうか?
実は北海道の人、こんなにたくさん馬がいながら馬を食べる習慣がなく、馬刺しもほとんどありません。しかし歌志内(うたしない)では昔から「なんこ」が食べられていたのです。
そして「ゴールデンカムイ」ファンなら「あ!」と気づく、なんこ鍋がつくれます。
つくり方のレシピも付いてますので、ぜひおとりよせしてみてくださいね。
知らなかった!北海道発の新商品が次々登場
さらにマニアックなものを、今回いろいろと掘り出してみました。
ツウな方から紹介してもらったり、自分の足でかせいで見つけてみたり、北海道にもこんな新しいものができているんだ!と発見です。
【十勝地方】音更町……十勝のモスタルダ・十勝のコニャ
モスタルダ?コニャ??初めて聞く名前ですが、農家さんがつくったイタリアではおなじみのフルーツソースなんだそうです。
偶然出会い、試食したところ、たちまち「うまーい!」と叫んでしまった美味しさ。
「モスタルダ」はお肉やチーズ、パスタに。「コニャ」はヨーグルトやパンケーキに。
これは、食べてもらわないとわからないと思います。
わからなくても、とにかく、おとりよせしてみて!といいたい、絶品フルーツソースですよ。
【空知地方】月形町……生グラノーラ「春の木」
お米や野菜がたくさんとれる空知(そらち)地方ですが、月形町はお花の生産もさかんです。
今回初めて出会った「生グラノーラ」は、オーガニック食材を生のまま三日間ゆっくり乾燥させ、栄養や酵素を引き出したロースイーツに、美しいエディブルフラワー(食用花)を合わせた新スーパーフード。
食生活に意識高めの人へ差し上げると喜ばれそうですよ。今回は3個入りギフトBOXを紹介しています。
【十勝地方】音更町……ふりスパ
北海道産の原料にスパイスやハーブをブレンドした、今までにないクラフトスパイス。
パスタにふりかけたり、
肉料理にふりかけたり、
アイスクリームにふりかけるものも!
旨味調味料、化学調味料は不使用、ほかにはないスパイスふりかけの誕生です。
【空知地方】赤平市……「Issho」(いっしょ)クッキー
犬も、ネコも、飼い主も、いっしょに食べられるクッキーなんです!
赤平市にあるカフェでは、炭鉱のまちにちなんだクッキーなどオリジナルのお菓子を販売していて、この「いっしょ」クッキーも、数あるアイディアのひとつ。
これなら「まちがえてペット用のを食べちゃった」とか「まちがえて人間用のを食べさせちゃった」ということなく、安心してシェアできますね。
ほうれんそう、にんじん、など体にいいものだけでなく、美味しいこともポイント。
撮影したカメラマンは家に持って帰って、わんこといっしょに食べたところ、ついつい美味しくて、わんこの分も食べてしまったそうです(笑)
北海道の14地方、179市町村全制覇&2次元コードでおとりよせOK!
おとりよせ特集で紹介しているのは、北海道の14地方別で、全179品。
それぞれ2次元コード(QRコード)がついているので、スマホからオンラインショップまたは電話などで直接おとりよせができますよ。
巻頭企画は特別インタビューと流氷の旅!
巻頭企画は、倉本聰さん原作の新作映画「海の沈黙」で、本木雅弘さん・小泉今日子さんにインタビュー。
「北海道生活」読者に特別に話してくれたエピソードやメッセージもありますよ♪
さらに、2月に始まるJR「流氷物語号」と、冬のクルーズの魅力をご紹介。
こちらは後ほど「取材日記」でご紹介しますので、お楽しみに!
(「北海道生活」編集長)
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