2024/10/20 09:55
「北海道生活」編集長
ドラマ版【ゴールデンカムイ】玉木宏インタビュー
原作コミック、アニメ、そして2024年1月に公開された実写版映画も大ヒットした「ゴールデンカムイ」。
2024年10月6日(日)からは、WOWOWで映画の続編にあたるドラマ「連続ドラマW ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-」も始まり、評判となっています。
作品で重要な役どころとなる鶴見中尉を、映画につづいてドラマでも演じられている俳優の玉木宏さんにインタビューしました!
鶴見篤四郎という役について
もともと「ゴールデンカムイ」は読んでいて、原作のイメージは持っていました。
原作が好きだからこそ「原作を好きな人を悲しませたくない」という思いが強く、どのラインがファンに納得してもらえるだろうと考えました。
鶴見のキャラクターに合わせた特殊メイクでは顔がほとんど隠れてしまうので、表情をつくるために目だけは自由に動かせるようにお願いし、いい塩梅に仕上げていただきました。
アクションのためのトレーニングはオフの日も含めて1カ月近く毎日やっていました。鶴見は突然の狂気を感じる役柄なのでアクションの緩急は大事にしていましたね。
北海道を舞台にした撮影について
物語の舞台となった北海道を中心に、日本各地で撮影をしました。
真冬の北海道での撮影もあったので、覚悟はしていたんですが、寒いものは寒い(笑)。でもそうじゃないと説得力のある映像は撮れないし、東京では撮れません。
大自然や、明治期の建造物が残るロケーションなど、この世界観は北海道じゃないと実現できないと思いました。
札幌郊外にある「北海道開拓の村」も、実写版「ゴールデンカムイ」のロケ地のひとつに数えられている。
北海道の思い出について
北海道でのロケ中、撮影がない時は札幌に行ったり、車で十勝まで行ったりもしました。
魚介がすごく新鮮だったし、ジンギスカンも美味しかったですね。
ドラマの見どころについて
毎回いろいろな展開があって、原作を読んで「どう撮るんだ?」と現場に行くと、そのシーンの世界観が表現されていて。特に第6話は鶴見のメイン回みたいな感じなのですが、特殊な造形物が登場します。「こんな造形もちゃんとつくれるんだ!」と思えるスタッフの熱量を感じました。
また、アイヌ民族のことは漠然としか知らなかったのですが、アイヌの言葉や料理が視界から入ってくる情報として見られるのは、映像ならではの魅力ですね。
玉木宏さんからメッセージ
ドラマ版を見てみると、映画版が序章だったとわかると思います。一話でおなかいっぱいになって、また次におかわりもほしくなるので、老若男女どなたでも楽しんでもらえます。あらためて本当に「ゴールデンカムイ」の世界を堪能できるドラマです。
Ⓒ野田サトル/集英社 Ⓒ 2024 WOWOW
「連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」
日曜22:00~ WOWOW独占放送・配信(全9話)
第1話無料配信中
https://kamuy-movie.com/