2024/10/19 09:30
北海道生活WEBスタッフ
ブルーピリオド展に注目!体験型マンガ展「SAPPORO MANGA PARK」開催中
マンガを「見る」「読む」「創る」という3つの視点から楽しめる体験型マンガ展「SAPPORO MANGA PARK」が、10月12日(土)~12月8日(日)まで白い恋人パーク 別館コレクションハウス(札幌市西区)で開催されています!
さっそく会場へ行ってきましたので、ご紹介したいと思います!
体験型マンガ展「SAPPORO MANGA PARK」。会場は、サッカー場側にある 白い恋人パーク 別館コレクションハウス
人気マンガの世界を体感する特別展「ブルーピリオド展 in 札幌~アートって、才能か?~」をはじめ、札幌・北海道にゆかりの深いマンガ家の作品を紹介する「北海道ゆかりのマンガ展示」、心に響く選りすぐりのマンガを集めた「ライブラリー」など、楽しめる企画が盛りだくさん。また、道内で活躍するクリエイターによるワークショップや、ブルーピリオド展のオリジナルグッズが購入できるショップも併設されていますよ。
北海道ゆかりのマンガ展示とライブラリーでは、合わせて300タイトル以上、2000冊以上のマンガをラインナップ。こちらは入場無料で自由に読むこともできるので、マンガという身近なコンテンツから、芸術の秋、読書の秋をぜひ楽しんでみては!
「ブルーピリオド展 in 札幌~アートって、才能か?~」で感動の青春ドラマを体感
山口 つばさ氏による「ブルーピリオド」は、累計発行部数700万部突破、月刊アフタヌーンで現在連載中の人気マンガ! 東京藝大を目指して青春を燃やす若者たちの群像劇が、多くの読者の心をつかんでいます。
アート系スポコン青春物語!でありながら、絵を描くための技術や絵画の鑑賞の仕方など、美術に関する知識も作中でふんだんに紹介され、誰もが気軽に美術を楽しめる工夫が施されている作品です。
「ブルーピリオド」を体感するストーリーがここから始まる
「ブルーピリオド展 in 札幌~アートって、才能か?~」では、ストーリーの転換点となる象徴的なシーンのパネルや、登場人物たちが描いた作品なども展示しながら、物語のスタートから大受験までのストーリーをなぞって展開していきます。
『ピカソの絵のよさがわかんない』という作品冒頭のビジュアル、そして、主人公が美術の魅力にのめり込んでいくきっかけとなった「大天使の絵」から始まる、美術への情熱の軌跡を追体験することができるでしょう。
作中で、主人公の八虎が美術の道を志すきっかけとなった「大天使の絵」と出会うシーン
美術をテーマとする「ブルーピリオド」では、作中で登場人物たちがたくさんの絵画を描いていますが、実は、作中作品は現役のアーティストや美大生が「ブルーピリオド」のために実際に描いたものなのだそうです! 今回はその中から、物語のキーとなる絵画を中心に現物や複製画の展示もあり、作中のワンシーンと合わせて見て楽しむことも。
作中で登場人物たちが描いた絵画が、そのシーンとともに展示される
また、藝大入試で一次試験の課題だった自画像や、東京藝術大学にある大石膏室をイメージした空間には人気キャラクターたちが石膏像となって並ぶ「キャラ大石膏室」も見どころの一つです。
合格発表のシーンを体感できるコーナーもあるので、ワンシーンのパネル展示を楽しみながら、同じアングルを探してみるのも面白そうですね!
主人公の八虎など人気キャラクター3体の石膏像
一次試験課題の自画像が並ぶコーナー。八虎が「多面的な自己」を表現する鏡のシーンも再現
合格発表のシーンを体感できるコーナーも!
そのほか、世界の名画を題材に絵画の楽しみ方レクチャーや、お気に入りを選んでシールを貼る「買い付けごっこ」、絵画の感想をポストイットで自由に貼っていくコーナーなど、参加型のコーナーも展開。「ブルーピリオド」の世界観をさまざまな角度から味わうことができますよ。
世界の名画を題材に、絵画の楽しみ方をユニークにわかりやすくレクチャー
後半には作者の山口 つばさ氏を紹介するコーナーが。躍動感あふれる美しい原画をはじめ、ブルーピリオドの設定資料や制作環境の再現、才能の片りんを思わせる幼少期や学生時代の絵画や作品も展示されています。
作者の山口 つばさ氏を紹介するコーナー。資料や美しい原画を間近に見ることができる
北海道はマンガの宝庫!北海道ゆかりのマンガ展示
北海道にゆかりを持つマンガ家は公表されているだけでも 350名を超えるそうです。実は、北海道は知られざる“マンガの聖地”。
今回のマンガ展示では、北海道内全域に出身者がいることが一目でわかる「北海道ゆかりの漫画マップ」や、各年代で話題となった作品がわかる「北海道ゆかりのマンガ史年表」で、北海道の漫画の分布や歴史を視覚的に紹介されています。
特に注目したいのは、札幌の名所が描かれている作品をピックアップした「漫画の中の札幌」コーナー。札幌市民は身近な街並みがマンガの中でどう描かれているのか、遠方の方は札幌へ思いを馳せる――など、新たな視点で札幌の魅力を発見できるはず!
この展示を参考に、お気に入り作品の“聖地巡り”をするのも楽しいのではないでしょうか。
年表の下には紹介されている作品がずらりと揃い、実際に手に取って読むこともできます。懐かしの名作から話題の最新作まで、北海道ゆかりの作品との出会いが待っていますよ。
北海道ゆかりのマンガ史年表と、その下の本棚には紹介の作品も揃っている。「漫画の中の札幌」コーナーもぜひチェック
心に響くマンガライブラリー
「つながる」「すすむ」「やすらぐ」という3つのテーマに沿って選りすぐりのマンガを集めたライブラリー。さらに細かなサブテーマを設定して分類することで、普段マンガをあまり手に取らない方でも、自分の興味や気分に合わせて作品を選びやすくなっています。
「つながる」「すすむ」「やすらぐ」という3つのテーマでマンガが並ぶライブラリー
マンガを読んでモヤモヤした気持ちが軽くなったり、主人公に共感したり、自分も頑張ろう!と勇気をもらったりした経験はないでしょうか。心が動かされ、背中を押してくれるような一冊との出会いがきっとあるはずです。「ブルーピリオド」にちなんで、アートをテーマにした作品も多数用意されています。
自由に読むこともできるので、手に取ってページを開いてみよう
グッズショップ&ワークショップもチェック!
「ブルーピリオド」の公式ビジュアルブックはじめ、アクリルキーホルダーやポストカード、クリアファイルなど70種類以上ものグッズを扱う期間限定のグッズショップが札幌に初出店しています!
70種類以上もの「ブルーピリオド」グッズが揃う
また、期間中には北海道内で活躍するイラストレーターや作家によるマンガやイラスト、アートにちなんだワークショップの開催もあるようですね。ミリペンやマーカーを使った缶バッチ制作や、チョークアート体験など、子どもも大人も楽しめる内容となっています。※主催者により開催時間が異なります。
札幌市が推進する、マンガ等のポップカルチャーを活用した新しいまちづくり。「SAPPORO MANGA PARK」は、まさに芸術の秋、読書の秋にぴったりのイベントです。マンガを通じて、新しい感動と発見の扉が開かれることでしょう。ぜひ、この機会に白い恋人パーク 別館コレクションハウスへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
(「北海道生活」WEBスタッフ)
●SAPPORO MANGA PARK
日程/2024/10/12~2024/12/8 ※ブルーピリオド展は金・土・日曜、祝日のみ開催
時間/(月~木・日曜、祝日)10:00~18:00、(金・土曜)10:00~20:00 ※最終入場は閉館30分前、ワークショップは主催者により時間が異なる
料金/入場無料 ※ブルーピリオド展は有料(備考参照)、ワークショップは一部有料
会場/白い恋人パーク 別館コレクションハウス
住所/北海道札幌市西区宮の沢2条3丁目4‐1
WEB/https://hom.co.jp/sapporo-manga-park/
備考/【ブルーピリオド展 in 札幌】入場料金/一般2,000円、大高生1,400円、中小生900円、未就学児無料。ローソンチケットにて販売中、または会場で当日販売