2024/10/14 14:30
北海道生活

伝統美を感じる「菊花展」が豊平公園で10月22日より開催

伝統美を感じる「菊花展」が豊平公園で10月22日より開催

奈良・平安時代から日本の文化に深く根づき、桜と並んで日本を代表する花として世界に知られる「菊」。その優美な姿を堪能できる「菊花展」が、札幌市豊平区の豊平公園緑のセンターで10月22日(火)~27日(日)に開催します。
展示総数は約80鉢を予定し、札幌菊花同好会の各支部が丹精込めて育てた菊の数々を、花壇形式で華やかに展示します。大輪の豪華さと凛とした佇まいが調和した“日本の伝統美”を感じることができる貴重な機会です。

菊の趣味栽培は、長い歴史の中でさまざまな技法が確立されてきました。厚物・管物といった花形や、大菊・福助・懸崖などの仕立て方(※)は、現代にも脈々と受け継がれています。展示会では、これらの伝統的な技術を駆使して仕立てられた作品が一堂に会します。
展示された作品は審査員による厳正な審査を受け、部門ごとに優秀作品が選出。それぞれの技が生み出す多彩な菊の世界を楽しんでみてください。


厚物(あつもの):花弁が鱗(うろこ)状に幾重にも重なって咲く。花芯の中央一点に向けて鱗状に整然と高く盛り上がったものがよいとされる。

菅物(くだもの):糸菊とも呼ばれ、花弁が管状なるものの総称。太さによって太管・間管・細萓・針菅の4つに分けられる。

大菊:菊花展で見られる観賞菊などで、花は大きく直径が20cm前後。3本仕立てなどがある。

福助:大菊でコンパクトに仕立てる福助菊。約35cmの草丈に、大きな花を咲かせる。 

懸崖:1本の小菊を大きな株に仕立て、鉢から垂れ下がるように多くの花を咲かせる仕立て方。

伝統美を感じる「菊花展」が豊平公園で10月22日より開催

手前が「福助」、奥は「厚物 3本仕立て」。手前の一番左は「菅物」

伝統美を感じる「菊花展」が豊平公園で10月22日より開催

写真手前の丸い小菊の鉢植えは、中央部分が盛り上がるように半球状に仕立てられた「玉作り」

豊平公園「菊花展」


日程/2024/10/22~2024/10/27

時間/(営業時間)8:45~17:15

料金/入場無料

会場/豊平公園緑のセンター アトリウム

住所/北海道札幌市豊平区豊平5条13丁1-1

問合わせ/豊平公園緑のセンター

TEL/011-811-6568

WEB/https://www.sapporo-park.or.jp/toyohira/ 

備考/

・月曜は休館(ただし月曜が祝日の場合は、翌平日が休館



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