2024/09/28 11:30
北海道生活WEBスタッフ
帯広競馬場「ばんえい十勝」で迫力満点“ばん馬レース”を初体験!
9月の連休に、所用で北海道東部の帯広(おびひろ)へ。行ったついでに、せっかくなので帯広競馬場「ばんえい十勝」にも寄ってみました!
帯広競馬場「ばんえい十勝」
「ばんえい競馬」とは、「ばん馬(ば)」と呼ばれる巨大な競走馬が騎手を乗せた鉄ソリを引いて、コースを力とスピードで競い合う、世界で唯一の競馬レースです。
一般的な競馬とは違い、コースは200mの直線。途中に2つの障害(山)とゴール前にも傾斜のある砂障害があります。最大1t(トン)もあるという重たい鉄ソリを引き、ゆっくりと力強く進みます。コースサイドで馬に声援を送りながら一緒に進むという楽しみ方もできます。
私は、ばんえい競馬は初体験! 間近で見るばん馬たちは、大きくて迫力満点。毛並みがツヤツヤで美しく、思わず見とれてしまいました。
体重1t(トン)もあるという、ばん馬たち。馬体はガッチリとしていて大きく、毛並みもツヤツヤ。とても美しい
馬券を買って、いざレーススタート! 馬券を握りしめてドキドキしながら見守ります。
重たいソリを引いているので、一般的な競馬とは走る(進む)スピードが全然違う。「途中でいったん止まりました!」「歩いて止まって、また歩いて!」なんて実況に思わず笑ってしまいましたが、ばん馬のパワーとゴールまで進み切る持久力には驚かされます。
途中で止まるのは、体力回復のためにそういう作戦もあるようですね。馬の気分で止まったのかもしれませんが…(笑)。
あとから聞いたのですが、第1障害(高さ1.0m)と第2障害(高さ1.6m)の間は、騎手が馬を止めてもよい区間となっているそう。第2障害を越えるために力を蓄えたり、体力を温存したりするために、騎手がほかの馬のペースを見ながら止めているとか。このかけ引きを見るのもばんえいの醍醐味です!
購入した馬券を握り、レースを見守る
鉄ソリを引くばん場たちがスタートゲートに並ぶ
コースの途中にある障害に向かって力強く進む。コースサイドには一緒に進む人たちもたくさん!
スタートからゴールまでは約2分ほど? 先頭の馬が距離をおいてリードしていても、何が起こるかわからないので気が抜けず、盛り上がりポイントがたくさんあるのも魅力です。とにかく楽しめました!
ちなみに、ばんえい競馬ではゴールが決まるのは鼻先でなく、ソリの最後端がゴールラインを通過した時点で決まるそう。たしかに、ばん馬たちのレースでは鼻先がゴールしても、その後ゆっくりと進んだり、ゴール途中で止まるってこともあり得るので(笑)、納得です。そのほか、雨の日はソリの滑りがいいのでタイムが早くなったりするそうですよ。
結果は…、1番人気の馬がさすがの1着! 私の馬券は紙くずとなりましたが、もしこれで高オッズで当たっていたらハマってしまう気持ちもわかるかも!?
帯広競馬場では毎週土・日・月曜に、ばんえい競馬(レース)が開催されています。帯広へ訪れた際には、また挑戦してみたいです! 皆さんも帯広へ行く機会があれば、ぜひ。
(「北海道生活」WEBスタッフ)
帯広競馬場 場内