2024/09/16 23:24
「北海道生活」編集長
グルメと映画、札幌の“空き地”で「そらのレストラン」を見た。
2024年11月、グルメとともに楽しめる新しい映画祭「HOKKAIDO FOOD FILM FESTIVAL🍴🎥北海道フードフィルムフェスティバル(HFFF)」が札幌で開幕となります。
今年の3月にはプレイベントが行なわれ、そのようすはブログでも紹介させていただきました。
本開催まで残すところ2カ月あまりという9月15日(日)には、映画祭を体感できるようなイベントが札幌の“空き地”で行なわれるというので行ってみました!
札幌の狸小路5丁目にある「空き地」は、来年にはビルができる予定の空き地で、のんびりくつろげるスペースやイベント会場として再活用しているユニークな場所。
ここで11月の映画祭の開幕に先駆けて、映画『そらのレストラン』が上映されるというのです。
この映画は公開時から何度も見て、3月のプレイベントでも見て、ブルーレイも持っていますが、今回は「映画の空気」という団体が主催する「おいしい映画シリーズ」のイベントということで楽しみです。
街ナカにある「空き地」は入場自由、人工芝でできたクッションやソファが置かれ、クラフトビール、カフェ、油そば「米風亭」などがコンテナや屋台を出しています。
その奥には、スクリーンと客席が用意されていました。
アメリカ映画で見かけるドライブインシアターみたいに、開放的な外の空気を感じながらの上映は、なんだかワクワクします。
ふらりと立ち寄った人、わんことおさんぽしている人、「空き地」でのんびりしていたら「あれ?」とふりかえって映画に見入る人、いろんな人が自由なスタイルで映画を観ています。
この「空き地」が面しているアーケードは、たくさんの人が行きかい、とってもにぎやかなのに、その喧騒がうっすらと遠くに感じるので不思議です。
映画「そらのレストラン」は海外でも評価が高い、北海道の小さなまちで生きる生産者たちの物語。
大泉洋さん演じる設楽(したら)亘理(わたる)は、牧場を営み、親子三人で仲良く暮らしながら、自分の育てる牛から美味しいチーズをつくりたいと修業中。
朝ごはんのシーンは、本庄まなみさん演じる妻・こと絵が焼いたハーブ・野菜とチーズのトーストがとってもおいしそう。
「いただきます!」と、ぱくりとトーストにかぶりつき、そこからチーズがとろ~り……見ていて、たまらなくなってしまう~~‼
……と、そこへ、映画から出てきたようなトーストが!
このイベントに合わせて、シェフの澤井克征さん特製の「ゴーダチーズトマトトースト」を販売していたのでした。
カリッと焼いたトーストに、とろ~りチーズ、この映画の登場人物のモデルとなった一人・ソガイハルミツさんの野菜やハーブも使われ、このハーブの香りと野菜の旨みもすごい!
RED U-35 にも選出されたという澤井シェフは札幌でレストランをオープン予定、いち早くシェフ特製の料理が味わえるという、うれしいサプライズ。
映画を観ながら、まるで映画に出てきたみたいな料理をいただけるなんて……なんて幸せなひとときなんでしょう。
外で見た「そらのレストラン」は、やっぱり涙が出るほど感動して、心もおなかも満足してしまうという上映会はとってもよかった。
このように、おいしそうな食べ物が出てくる映画を観て、その食べ物が食べられるという、またとないイベントが北海道で始まるなんて、これから楽しみでしかたありません!
11月に開催される「北海道フードフィルムフェスティバル」は、TEAM NACS がスペシャルサポーター、どんなふうに盛り上げてくれるのか期待でいっぱいです。
どんな映画が観られてて、札幌のどこのお店で食べられるのか、イベントの詳細については、公式サイトで随時公開されていくそうですので、開催までチェックしてみてくださいね!
(「北海道生活」編集長)
HOKKAIDO
FOOD FILM FESTIVAL
期間/ 2024年11月22日(金)~24日(日)
会場/ メイン会場「東1丁目劇場施設」ほか、札幌市内の映画館・飲食店など
公式サイト/ https://foodfilm.jp/
【北海道生活スタッフブログ】大泉洋も応援!北海道の“おいしい”映画祭が2024年開幕