2024/09/07 14:43
「北海道生活」編集長
やぎさん取材日記|函館・人気No.1のブッフェと絶景の宿。
先日テレビで「北海道人気No.1に輝いたホテル」として朝食ブッフェをつくる人々の裏側を取材した番組がありましたが、あふれんばかりに盛りつけられたイクラを見て「あ!」と気づいた方も多いでしょう。
こちらは「ホテルセンチュリーマリーナ函館」といって、「北海道生活」秋号の絶景の宿特集でも紹介しているホテルなのです。
絶景の宿というと自然風景の絶景と思われがちですが、函館の夜景も、まさに絶景。
「ホテルセンチュリーマリーナ函館」の中でも、13階「ザ・ロイヤル」フロアにあるロイヤルスイートは、角部屋の全面が窓で絶好の眺めになっており、夜はレンガ倉庫から函館山へと夜景を望むことができます。
14階の大浴場の上階にある「天空露天風呂インフィニティ スパステラデッキ」は、朝から晩まで風景を眺めながらいられる絶好の場所。
天井がないので、寝湯に体を横たえれば夜には満天の星が見えます。
早朝5時30分から深夜24時30分まで通し営業なので、カメラマンと撮影に行ったのは午前4時30分。
そのためホテルに泊まらせていただき、(ゆったりしたベッドで寝ていたかったですが……)まだ暗いうちから起きて、二人で撮影に行きました。
浴室の撮影が終わり、次は北海道で人気ナンバーワンの朝食ブッフェを撮影しに、レストラン「ユーヨーテラス・ハコダテ」へ。
午前6時には料理が揃い、6時30分にはお客様が入られるというので、限られた時間の撮影となります。
北海道の素材を活かした、北国ならではの「体にやさしい朝食」として提供するのは、函館近郊から取り寄せる新鮮な野菜、肉や卵、体にやさしいスムージーなど実に150種類近いメニュー。
ホテルの人が大忙しで動き回る中、カメラマンと私も大忙しで撮影してまわります。
函館市内のホテルは現在、朝食戦争といわれるほど朝食ブッフェのレベルにしのぎを削っていて、このホテルが「朝のスパークリングワイン」をブッフェメニューに提供すると大評判になり、ほかのホテルも朝からワインを出すところが出てきました。
和食、洋食はもちろん、デザート、ワインにおつまみまで、体がいくつあっても足りません。
ぎりぎり30分で撮影終了。すると、6時30分きっかりにたくさんのお客さんがどんどん入ってきます!
さすが、人気ナンバーワンだけあって、盛りつけられた瞬間から食べに来たいという方も多いのでしょう。お客さんの気合もすごくて、びっくりです。
取材を終え、私たちもようやく朝食をとることに。
いいホテルには必ずある、目の前でつくってくれるオムレツを頼み、野菜をたっぷり取って、なるべくヘルシーを心がけました。
この日も取材なので、朝のスパークリングワインはがまん。(仕事でなければ飲みたかった‼)
個人的に感動したのは、ごはんです。
どこのホテルでも、ごはんに関しては大きな炊飯器から自分でよそうのが当たり前ですが、ここでは一膳分が小さな土鍋に入り、巾着袋に入って出てくるんです。
ごはんは白米か玄米から選べ、かけ放題のイクラから、函館名物のイカの塩辛や松前漬、ホタテの漬け、マグロの漬けといったひと手間かけたものまで、ごはんのおとももありすぎるくらいあります。
ごはんにイクラかけ放題!といきたいところですが、もう長らく北海道に住んでいるので、イクラには飛びつきません。
たらこに目がない私は、たらこかけ放題+マグロとホタテの漬けにしてみました。
たらこはもちろんなのですが、漬けがめっちゃ美味しくて感動いたしました!
ここで調子に乗ってごはんを食べず、半分だけ残すことに。
やっちまいました、半ライスで朝カレー。
ホテルのカレーって何でおいしいのか? 今日はヘルシーにしよう、二日酔いだからジュースにしよう、と思っても、これだけは食べてしまう。
ここで全国のホテルに言いたい、「どうか、朝カレーはやめてください。絶対食べたくなってしまうのです!」と函館から叫んでも、これだけはなくならないでしょう。
ああ、ヘルシーに軽めにと思っても、がっつり朝ごはんを食べてしまった……。
「センチュリーマリーナ函館」のほか、この号の絶景特集ではグルメや温泉など、さまざまなホテルの魅力を紹介しています。
北海道の宿を探す際には、ぜひ読んでみてくださいね!
(「北海道生活」編集長)
HOTEL&SPA
センチュリーマリーナ函館
住所/北海道函館市大手町22−13
電話/0138-23-2121
HP/https://www.centurymarina.com/
※この記事は「北海道生活」本誌2024年秋号より一部転載しています。