オホーツク旅、秋冬編｜サロマ湖エリアの3つのまち！地元スポットめぐり

「サロマ湖展望台」から一望する、オホーツクの空と海

チューリップが咲き誇る美しさで有名な湧別町（ゆうべつちょう）。「サロマ湖展望台」から北海道の原風景を一望できると評判の佐呂間町（さろまちょう）。カーリングで話題になりホタテの名産地として知られる常呂町（ところちょう）。サロマ湖畔の魅力的な 3つのまちをめぐる。

湧別町

サンゴ草（アッケシソウ）の群生地「鶴沼原生花園」。毎年9月中旬ごろには一面が真っ赤に染まる

湧別町はオホーツク海ならではの海の幸や､タマネギをはじめ豊かな大地に育つ農作物､良質な乳製品などに恵まれたサロマ湖の西に位置するまち。「かみゆうべつチューリップ公園」では､5月中旬には約200種・70万本のチューリップが咲き誇る。

流氷・アイスブーム （龍宮台展望台）

流氷を近くで見ることができる「龍宮台展望台」

毎年1月下旬にオホーツク沿岸に接岸する流氷。サロマ湖内にあるホタテや牡蠣の養殖施設を流氷の流入から守るため、世界初の防氷堤「アイスブーム」を設置。オホーツク海とサロマ湖に挟まれた砂州にある龍宮台展望台からは、流氷を臨場感たっぷりに見ることができる。

流氷に直接ふれられる距離まで近づくことができる

牡蠣やホタテの養殖施設が流氷で破壊されることが頻発したため設けられた、防氷堤「アイスブーム」

オホーツク湧鮮館

産直価格で購入できるのは、漁業協同組合直営店ならでは

湧別漁業協同組合直営の「オホーツク湧鮮館」は、貝付きホタテやソフト貝柱など人気のみやげ品がいっぱい。漁業協同組合直営ならではの品揃えとお手ごろ価格でオホーツク海やサロマ湖など、近海で水揚げした旬の魚介類やそれらを使った加工品などを販売している。

栄養豊富なオホーツク海で育ち、引き締まった身が特長のホタテ

ホタテの旨味がたっぷり詰まった「帆立ソフト貝柱」12玉入2,376円、18玉入3,456円

佐呂間町

看板の右下には町のキャラクター「モモちゃん」が。口に手を入れると何かが起こるかも？

まちのキャッチコピー「サローマの休日」にちなんだ「真実の口」をモチーフにした立体看板が道の駅に登場し､新たな名所として注目されている佐呂間町。バラエティに富んだ農作物や酪農､サロマ湖とオホーツク海を活用したホタテの栽培漁業など､活気あふれるまちだ。

道の駅「サロマ湖」・物産館「みのり」

サロマ湖産のホタテの浜焼きも人気

地元産のカボチャを使ったソフトクリームが観光客や地元客に人気の道の駅「サロマ湖」。オホーツク海沿岸の観光拠点として知られ、物産館「みのり」を併設し､オホーツク海沿岸の魚介類からサロマ湖のホタテや牡蠣など名産・特産品を揃えている。

佐呂間町の基幹産業である酪農の「牛舎」と「サイロ」をイメージした外観

キムアネップ岬キャンプ場

サロマ湖の大自然に抱かれた、広大なフィールドのキャンプ場

サロマ湖に突き出したキムアネップ岬の先端にあるキャンプ場。360度さえぎるものがないため､空と草地が果てしなく広がっている。トイレ1カ所､炊事場2カ所､バリアフリートイレと8分間100円のコインシャワーがある休憩所も設置されている。

日本屈指の夕日とも評される、サロマ湖に沈む夕日も間近で眺められる

北見市常呂町

サロマ湖に沈む夕日が見られる絶景スポット「栄浦駐車公園」

質の高いホタテにサケや牡蠣など、オホーツク海やサロマ湖の豊富な魚介類が特産品として知られる常呂町。国内有数のホタテの産地として有名で、近年は「カーリングのまち」としても注目されている。

北見市ところ 遺跡の森

屋外には擦文時代（約900年前）の竪穴住居が復元されており、古代の集落の景観を再現している

国の史跡「常呂遺跡」の公開施設。遺跡内に復元された竪穴住居や、国の重要文化財を含む常呂地域の遺跡出土品を展示した「ところ遺跡の館」など、古代文化を見学することができる。

国の重要文化財に指定された「常呂川河口遺跡墓坑出土品」の一部。約2,900～1,600年前の墓に副葬されたもの

アドヴィックス 常呂カーリングホール

本格的な設備を整えたカーリングホールは国際大会も開催できる

「カーリングの聖地」として注目される国内最大のカーリング専用施設。国際規格をクリアした六つのシートが設けられ、同競技場から多数のオリンピック選手を輩出。インストラクターつき体験プログラムもあり、通年で利用できる。