厚岸霧多布昆布森国定公園の恵み！景観や野生動物、食やアクティビティも

厚岸霧多布昆布森国定公園 ～厚岸町をはじめ 4つの町にまたがる国定公園

1993年にラムサール条約に登録された「別寒辺牛湿原」

令和3年に国定公園に指定された「厚岸霧多布昆布森国定公園」。釧路町（くしろちょう）･厚岸町（あっけしちょう）･浜中町（はまなかちょう）･標茶町（しべちゃちょう）にまたがる総面積は約4万ha（ヘクタール）。国定公園のテーマは「湿原と断崖が語る大地と海の交わり～生命（いのち）あふれる湿原と海～」。そのテーマのとおり、太平洋沿岸に沿って発達する海岸段丘や海食崖、湖沼、湿原など、変化の多い地形からなる雄大な景観の中には、希少な動植物の生命が広がっている。中でも厚岸町はラムサール条約登録湿地に認定されている厚岸湖・別寒辺牛湿原をはじめ、広大な「原生花園あやめヶ原」や厚岸湾に突き出した「愛冠岬」などの景勝地が指定区域になっており、エゾシカやオオワシなどの野生動物に出合える。　

厚岸湖に浮かぶ牡蠣島（弁天島）と弁天神社にも注目

広大な敷地に約30万株のヒオウギアヤメが咲き誇る「原生花園あやめヶ原」

「愛冠岬」からは海鳥繁殖地として有名な大黒島や小島を望む

食に関しては名産品の牡蠣を中心にアサリやサンマなど、一年を通して40種類以上もの魚介類が水揚げされている。さらに厚岸町は霧が多く、海のミネラル分を豊富に含んだ牧草と冷涼な気候で健康な乳牛が育つため、美味しい牛乳をはじめ、チーズやアイスクリームなど上質な乳製品が誕生している。
豊かな自然を全身で楽しめるアクティビティも人気で、夏はカヌーツーリング、冬はネイチャーウォッチングやワカサギ釣りなどが楽しめる。

旬の魚介類で厚岸の魅力を知る

厚岸町へふるさと納税をされた方へ、まちの魅力が詰まった返礼品をお届け。

市場から買い付けしたアサリを3日間砂出しし、アサリの旨味を逃がすことなくボイルパック。冷凍のまま使用可能。

厚岸の三大牡蠣の一つ「マルえもん」の規格外品。正規品と同様に品質は高く、クリーミーな味わいが楽しめる。

秋の味覚・サンマを産地直送で提供。鮮度も脂のりも抜群なので、刺身や焼きなど好みの調理法で味わえる。

海と大地の味覚を堪能

イタリア語で「貝殻」という意味の「コンキリエ」

牡蠣をイメージした外観の道の駅。3・4階の展望台からは厚岸湖や太平洋などが一望できる。館内には総合観光案内所、地元のグルメが楽しめるカフェやレストランがあり、厚岸の新鮮な食材を扱う「魚介市場」で購入した食材は隣の「炭焼炙屋」で焼いて食べられる。おみやげや牡蠣を用いた多彩な商品も充実しており、自宅に帰ってからも厚岸を存分に楽しむことができる。

「オイスターバール ピトレスク」の「生牡蠣三点 厚岸ウイスキーセット」

「レストランエスカル」では、牡蠣や地元の海産物などを使った和食から洋食まで幅広いメニューが楽しめる

「炭焼炙屋」では、殻付き牡蠣やアサリを目の前で炙って食べられる

厚岸町総合観光案内所で厚岸の見どころを教えてくれる

厚岸の味覚

ウイスキーの聖地・スコットランドのアイラ島に気候が似た厚岸町。2016年に蒸溜を開始した「厚岸ウイスキー」は、国内外から高い評価を得ている。2021年に製造した「牡蠣の子守唄」は、町内の飲食店限定で提供。牡蠣に数滴垂らす本場の食べ方も提案している。また、低温殺菌製法とノンホモジナイズ製法を採用した厚岸町限定牛乳「あっけし極みるく65」は、「ジャパンフードセレクション第73回グランプリ」を受賞し、牛乳としては日本初の受賞。

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