奥入瀬渓流ホテル｜驚きに満ちた毒きのこの世界に迫る！「毒きのこさんぽ」今年も実施

青森県十和田市（とわだし）にある「星野リゾート　奥入瀬渓流ホテル」は、渓流沿いに建つ唯一のリゾートホテル。北海道からは飛行機で45分、函館からは新幹線で約90分、道内移動よりも短い時間で移動できてしまいます。
秋は紅葉の名所として知られる奥入瀬渓流ですが、楽しみ方はほかにも。驚きに満ちたきのこの世界に迫る「毒きのこさんぽ」が今年も実施されます！ なんともユニークなこのプログラムは、奥入瀬渓流の自然を熟知した渓流コンシェルジュからその生態を学び、森の中で個性豊かな姿、カタチを楽しめるというもの。さっそく、詳しく紹介していきましょう。

十和田八幡平（とわだはちまんたい）国立公園を流れる奥入瀬渓流は、国立公園の特別保護地区、天然記念物及び特別名勝に指定され、多様性のある自然が広がっている場所。秋に奥入瀬渓流を散策すると、美味しく食べられるものから、食べると死に至る毒をもつものまで、個性豊かなきのこをたくさん見つけることができます。毒きのこは毒を持つことで敬遠されがちですが、実はさまざまな彩りがあり、森の中では落ち葉を分解して栄養豊かな土をつくったり、樹木の生⻑を手助けしたりしているそう。奥入瀬渓流ホテルでは2021年から、秋ならではの奥入瀬渓流のディープな一面を楽しめるようにと、敬遠されがちな“毒きのこ”にあえてフォーカスした「毒きのこさんぽ」を実施しています。

驚きに満ちた毒きのこに出合う2つのアクティビティプログラム

ブナやイタヤカエデなど主に落葉広葉樹で構成される奥入瀬渓流は、きのこの宝庫。毒きのこはさまざまな彩りやデザインなど、知れば知るほど奥深いきのこの魅力が見えてきます。秋ならではの奥入瀬渓流のディープな一面を楽しめる2つのプログラムで、ミステリアスなその魅力に迫りましょう。

奥入瀬渓流の森で発生する毒きのこは、触れると皮膚がただれるほど強い毒成分を含む「カエンタケ」や食べると死にいたる非常に強い毒をもつ「ドクツルタケ」など、さまざま。奥入瀬渓流の自然を熟知した渓流コンシェルジュがその時の発生状況に合わせて、個性豊かな毒きのこを案内してくれます。

夜の奥入瀬渓流では、誤食による食中毒件数が最も多いきのこ「ツキヨタケ」（＊1）の淡く輝く姿を楽しめます。その輝きはとても弱く、カメラのレンズを通すことで、浮かび上がるような姿が観察できます。ツキヨタケの発生期間は短く、初秋の限られた期間にしか出合えないそう。渓流コンシェルジュとともに、ツキヨタケの淡い輝きを探します。道中はこのアクティビティオリジナルのツキヨタケライトで足元を照らすので、夜でも安心です。
＊1　参考：厚生労働省広報誌「厚生労働」＜身近な危険 食中毒＞

毒きのこを新たな目線で楽しむオリジナルMAP【NEW】

毒きのこをいつもと違う目線でじっくり楽しんでほしいという思いから生まれたのが「おいらせ毒きのこマップ」。このマップは、ホテル公式サイトとも連動していて、散策中に奥入瀬渓流で見つけたきのこの写真や情報をハッシュタグをつけて投稿することで最新の毒きのこ情報を知ることができる、宿泊者みんなでつくり上げる参加型のオリジナルマップなのです。また、地元のNPO法人である奥入瀬自然観光資源研究会の協力のもと、毒だけでなく、美しいデザインや特徴など、毒きのこの楽しみ方を紹介してくれます。このマップを使って誰でも気軽に毒きのこの魅力に迫ることができる嬉しいサービス。

Instagramに写真を投稿すると回せる「毒きのこガチャ」

宿泊期間中に、奥入瀬渓流で見つけた毒きのこを「#毒きのこさんぽ」「#奥入瀬渓流ホテル」「#星野リゾート」をつけてInstagramに投稿し、投稿した画面をスタッフに提示すると、もれなく、毒きのこをモチーフにしたオリジナルのカプセルトイを回せます！ 「毒きのこガチャ」に入っているのは、奥入瀬渓流の森に生息する代表的な毒きのこをデザインした、オリジナル缶バッジやフィギュア。鮮やかな赤色が特徴のカエンタケの缶バッジや、暗い場所でぼんやり光るツキヨタケフィギュアなど、個性豊かな毒きのこを表現したデザインが面白い。旅行後も自宅で毒きのこを愛でられるという、大人がついつい夢中になってしまいそうなコンテンツです。

毒きのこディスカバリーで特徴を学ぶ【Power up】

食べると嘔吐・下痢などの症状を起こすものや、死にいたる猛毒を持つものまで、さまざまな毒きのこが発生する奥入瀬渓流の森。しかし、触れたり食べたりしなければ、人に被害を与えることはありません。奥入瀬渓流の自然を熟知した渓流コンシェルジュが毒きのこ観察を安全に楽しめるよう、生態やデザイン、森の中で個性豊かな姿、カタチといった、知ると毒きのこ観察がさらに楽しめる情報を正しく、分かりやすく伝えてくれます。毒きのこたちが自然の中でどんな働きをしているのか学ぶことで、毒きのこの奥深さを知り、翌日の散策をさらに楽しめますね。

秋の奥入瀬渓流で、大自然に触れ、ユニークな毒きのこに迫るアクティビティ。毒きのこさんぽの後はゆっくりと温泉に浸かり、青森の美味しい食に舌鼓をして時間を忘れて滞在を満喫してみては。