2024/07/11 15:00
北海道生活
多肉ライフ|イベント出店の作家活動と、庭の管理に大忙し
多肉植物の栽培・寄せ植えなどのアレンジ制作を中心に作家として活動する、札幌在住の土屋 千尋さんが、多肉植物と猫たちに囲まれた、楽しい日々の暮らしをつづります。
文・写真/土屋 千尋さん
7月に入り気温も上がって、すっかり夏の雰囲気ですね。
気づけば「もう夏!?」といった感じではありますが…。というのも、6月上旬に札幌市東区の「つどーむ」で開催された「てしごと市」に出店したり、その後も多肉植物の作品制作に追われたりしていました。
てしごと市は、北海道各地から出店者の皆さんが集まってくる、見応え満点のイベントです! 来場者も大変多く、私のブースにも本当にたくさんの方々に立ち寄っていただきました。
なんとか準備が整ったブースの様子
その時のブースの様子。実は今回、搬入時に時間がかかり、最終確認してるところにお客様が流れ込むというギリギリの状態でした(汗)。なんとかブースの準備を終え、自分でブースの写真が撮れたのは1枚だけ。同じ出店者の仲間が、もう1枚撮ってくれました。
器(うつわ)も手づくりした多肉の寄せ植えや、小さな容器に植え付けたものなど多数並べた
私が手がけた多肉の寄せ植えなども皆さんに気に入っていただき、ほっと一安心しました。
次のイベントは、今年の秋。会場は同じ「つどーむ」で行なわれます。毎回、抽選で出店が決まるのでドキドキしますが、興味がある方はぜひ9月開催の「てしごと市」にお越しください!
さて、その後もイベントが続いたので、自宅の庭を見ている時間がありませんでした。ようやく一段落して、庭の多肉たちをチラッと見て回ったところ、寄せ植えの多肉がぷっくりと成長して、鉢の中の隙間もぎゅーぎゅーに埋まってきていました。
寄せ植えは多肉が成長して、よい感じになってきた
また、庭のクレマチスが冬に折れてしまったのですが、こちらも無事復活して咲いてくれました! 八重咲きの花は豪華です。花が咲いてくると、庭での作業もヤル気が出ますね。
クレマチスの下から出ている斑入りの葉はノブドウ(野葡萄)なのですが、今年はすごい勢いです。実を付けると、熟していく過程でカラフルな実の様子が見られるので、楽しみにしています。
多肉コーナーの脇で、花を咲かせるクレマチス。とても豪華
話は変わりますが、冬場の室内管理中に紹介した多肉の葉挿し、覚えていますか? 寄せ植えなどを解体したものや、形が崩れた株から大丈夫そうな葉をトレーに入れて保管しておき、それらを新しい土に挿して(葉挿し)あげましたが、すっかり根を付け、成長を見せています。
こちらがトレーに保管していた多肉の葉
新しい土に葉挿しした際の様子(2月上旬)。室内管理で場所がなく、1つのトレーにびっちり植えた
4~5カ月後(6月下旬)。ダメになったものもありつつ、根を張って成長したもの、子株を出しているものも多数見られる
根本から小さな子株が出てきている。パッと見でもたくさん
こういった多肉の葉は、かわいそうだから…と残しておくと、どんどん増えていきますよね(笑)。
現在は外で管理していますが、葉挿しは日差しが強いところに置くとすぐ葉焼けしてしまうので、日陰に置いて管理を行ないます。
また、植え直した多肉も、元気に育っています。ダメになった部分をカットして、差し穂にして新しい土に植え直した多肉たちです。
挿し穂を新しい土に挿して植え直し、管理していたもの。こちらも大きく育ってきた
挿し穂した直後は水を控えていましたが、根が出てきたら水やりも多めで、雨にも当たるところに置いてました。現状のように大きく育ってきたら、そろそろ日差しのある場所に移動してもよいかなと思っています。
これからさらに気温が上がってくれば、暑すぎないだろうか…とか、直射日光の心配なども出てきますが、庭の多肉たちを楽しみながら管理し、夏を乗り切りたいと思います。
プロフィール
土屋 千尋
クラフト制作からスタートし、現在は多肉植物の栽培やアレンジ制作を中心に作家活動を行なう。独創的な寄せ植えをオーダーやイベントなどで販売している。札幌在住。自宅に多肉植物の専用スペース・工房を設け、札幌を中心に活動中。
Instagram @hanahina_sisters