夏の大地をめぐる｜海岸線とんがりロード スポット！浦河・様似・えりも

太平洋を臨む海岸線など変化に富んだ景色が見られる

浦河町・様似町・えりも町

太平洋に面して隣り合い、海岸線が美しい浦河町（うらかわちょう）・様似町（さまにちょう）・えりも町。そして広尾町（ひろおちょう）を含めた４町を周遊できる３つの国道を結ぶと、三角形になることから「とんがりロード」と呼ばれている。

浦河町

サラブレッドに出会える、日本有数の馬産地

牧場見学の際は、「牧場見学の9箇条」を守り、正しく見学すること

日本有数の馬産地としても知られ、北海道の中でも冷涼な夏、積雪の少ない海洋性気候の冬と、過ごしやすい気候から、レジャーや移住先としても人気を集めている浦河町。町内の約200の牧場で3,000頭以上のサラブレッドを生産・育成している。乗馬体験などのアクティビティはもちろん、サラブレッドとのふれあいを満喫できるプログラムも豊富だ。

うらかわ優駿ビレッジ AERU

乗馬体験は初心者でも安心して楽しめるものから、川歩きや遠乗りなどをする上級者向けまでさまざまなプログラムを用意している

約107haの敷地に、宿泊棟、レストラン、乗馬厩舎、キャンプエリア、レジャー施設を有する複合宿泊施設。乗馬体験をしたり、レストランで地元食材を使った料理を味わったりと、思い思いに過ごすことができる。4頭の引退名馬がゆったりと暮らす姿も見られ、競馬ファンはもちろん馬が好きな人には魅力たっぷり。

一番人気の部屋、“ダービー馬”ウイニングチケットのコンセプトルーム

レストランや大浴場、売店などがあるウエルカムセンターの両サイドが客室になっている

TOPIC

1993年度の日本ダービーを制したウイニングチケットの写真や横断幕、掲示板などを再現した特別ルーム。通常プランにはないプレミアムグッズ（非売品）5点のプレゼント付き。夕食には活きのいい地場の海の幸を使った、コンセプトルーム限定の特別料理でおもてなし。ウイニングチケットの魅力を間近に感じられる特別ルームで、のんびりとくつろいでみたい。

ひだかサラブレッドタクシー

蹄鉄と馬をモチーフにした行燈が目印のタクシーで牧場を観光

地元ドライバーズガイドと馬産地をめぐる完全オーダーメイドのタクシー観光プログラム。コースは3時間とランチ付き5時間の二つ。功労馬施設、養老牧場、調教施設などふだんは見ることができない施設を見学できる。

サラブレッドの親子がのんびりと過ごす、馬産地浦河ならではの光景

様似町

「ユネスコ世界ジオパーク」認定の美しいまち

アポイ岳と並ぶ様似町のシンボル「親子岩」と沈みゆく夕陽

北海道で最も温暖な気候で、一年中快適に過ごせそうな様似町。まち全体が「ユネスコ世界ジオパーク」に認定され、山と海それぞれの印象的な景観を堪能できる。中でもアポイ岳（810m）は、世界でも類を見ない貴重な自然環境を誇っている。

ホテルアポイ山荘

抜群のロケーションにある露天風呂。「ロウリュサウナ」もあり、ゆったりとくつろげる

アポイ岳と太平洋の大パノラマを大浴場から一望でき、館内のレストラン「星の彩」では、地元産の旬の素材を味わえる料理を提供。日帰り入浴も楽しめる。

様似町のシンボルでもあるアポイ岳の登山や観光に便利なアポイ岳山麓の宿

様似産「アポイポーク」を使った人気のローストポークセット

日高昆布や様似産イチゴをふんだんに使った、おみやげにぴったりのオリジナル菓子「木菓バターサンド」

アポイ岳ジオパーク体験プログラム

様似の大地の成り立ちと歴史にふれる人気のフットパス

アポイ岳ジオパーク認定ガイドが案内する、魅力たっぷりの体験プログラム。まち全体がジオパークとなっている様似町の自然や歴史、文化をより深く知ることができる。

かんらん岩や高山植物の説明を受けられるアポイ岳登山

様似観光案内所「みな様に」

建物の外観にはJR日高線・様似駅の面影が色濃く残っている

まちの観光情報や案内はもちろん、地元の特産品や駅関連グッズの販売、アポイ岳ジオパークと様似町を紹介する資料展示を行なっている様似観光案内所。令和3年4月に廃線になったJR日高本線の始発・終着駅だった様似駅内にある。

30年以上前に販売されていた駅弁を再現し、冷凍食品として販売している「つぶ貝弁当」

「お土産ショップ・みな様に」で人気の「北海道昆布だし 冬島昆布」

TOPIC

イクラをはじめサケやツブ、日高昆布などの海産物のほかに、アポイ岳に生息するマダニを使ったネックレスなど珍しい返礼品も。寄附金はアポイ岳保全対策事業や少子化対策などに使われる。

日高沖で水揚げされた新鮮な秋サケの卵をていねいにほぐした逸品

登山時の標本として人気のマダニグッズ

えりも町

北海道東南端の襟裳岬で知られる、観光と漁業のまち

上空から眺めるとハートの形に見える豊似湖（通称・ハートレイク）

年間12万人以上の観光客が訪れるえりも町。北海道東南端の観光のまちとして知られている。日高山脈の最南端に位置する襟裳岬や、断崖絶壁の海岸線が続く黄金道路など景勝地も多い。ウニや日高昆布などの魚介類も豊富だ。

襟裳岬「風の館」

風速25m/sの風を体験できる「風の館」

日本屈指の強風地帯として知られる襟裳岬。年間260日以上、風速10m/s以上の風が吹く。日高山脈襟裳国定公園内にある「風の館」は、地下に埋もれるような形で設計され、襟裳岬灯台の灯りを遮らないよう考えられている。

日によってはゼニガタアザラシウォッチングを楽しむことができる

えりも漁業協同組合 直売店

えりも町産、近海産の海産物がずらりと揃う

えりも駅に隣接する好立地にある、えりも町や近海で獲れた海の幸が満載の直売店。新鮮な魚介を生け簀で管理し、地元価格で販売。観光客から地元客まで多くの人が足を運んでいる。

えりもの魚介類に精通したスタッフが親切に対応

短角王国 守人

青い空と緑の牧草地に囲まれ、牧歌的な雰囲気の中で過ごせる

良質な赤身肉で脂分が少なく旨味成分が豊富な、高橋牧場の短角牛。レストランでは牧場で育てた短角牛のみを提供。併設の焼肉ハウスでは焼肉も楽しめる。牧場での時間を満喫するなら、短角牛の焼肉が夕食のファームインもおすすめ。

短角牛の赤身の力強い味わいを感じたい人には「リブロースステーキ」（セットで4,785円）がおすすめ。噛み締めるほどに旨味が口の中に広がる絶品。そのほか牛丼やハンバーグのセットも人気

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小学校をリノベーションした休憩施設。館内ではえりも町の野生生物の剥製や風景写真の展示スペースがあるほか、食事処も併設。