2024/04/20 10:01
「北海道生活」編集長
やぎさん取材日記|北海道の桜前線、道南からスタート!
2024年、北海道は全国的に早い桜前線に押されて、早い開花を迎えました!
北海道の桜の名所といえば、有名なのが函館・五稜郭タワーから見える桜の風景ですね。
五稜郭公園では、花見をしながらジンギスカンが楽しめます。
札幌でもコロナ前は花見&ジンギスカンができたのですが、今年も禁止(泣)ということで、きっと札幌の人も函館に駆けつけるのではないでしょうか?
それくらい道民にとって、桜が咲く=あたたかくなる=外でジンギスカンができる、という花見方程式が成立するのです。
ジンギスカンは日中するものなので、夜桜見物というのはメインではありません。
昔、円山公園で花見ジンギスカンをしたときの写真を探しましたが、画像が粗くてすみません……
あ、なんか、桜さえも映ってない……。
そうです。
北海道で花見といえば、ジンギスカン(BBQ)>花 なのです。
夏に海に行く人も、ジンギスカン>海 というらしいので、道民にとっては重要度が高い。
花見の宴会といえば日中がメインになるのは、北海道の寒暖差が大きく、日没後にぐっと寒くなるからなのです。
それでも北斗市・法亀寺の枝垂れ桜のように、夜のほうが有名な場所もあります。
さらに北上すると、森町(もりまち)のオニウシ公園という、名峰・駒ケ岳とのコントラストを楽しめる名所もあります。
函館から西の方へ行くと、桜の名所として知られる松前町があります。
北海道にはこういうお城があるのはここだけなので、道民にも人気のスポットです。
夏へとつづく道南の旅。
北海道の桜前線は4月末から5月までつづきますが、今年は早まってしまい、ゴールデンウィークの前半には終わってしまうところも多いでしょう。
桜の名所に行くタイミングを逃した方にも、「北海道生活」では道南の旅の魅力をご紹介。
江差町は、江戸時代に「江差の五月は江戸にもない」と呼ばれたほど、最も栄えたまち。
今でも、いにしえ街道には昔の街並みが残っています。
さまざまな伝説が残るスポットもあり、かもめ島はニシン漁で栄えた江差の玄関口。
今ではキャンプ場、グランピングもできるようになっています。
幕末の歴史を物語る開陽丸でも取材をさせていただきました。
この中が記念館になっていて、深掘りすればけっこう面白い。
今や幻に近い江差名物・ニシンそば。
いつでも食べられるものではないので、取材先で出会えた時は感動でした!
夏になればウニのシーズン!
ウニのパスタと、道南で有名な自然派ワインのペアリングができる“イタリアン酒場”もあります。
地元でとれたアスパラとガサ海老を、天ぷら(フリット)や生春巻で楽しむレストランもありますよ。
昨年は何度か江差に行き、8月には姥神大神宮渡御祭(うばがみだいじんぐうとぎょさい)にも参加してきました。
この地が北海道と名付けられてから150年近く経ちますが、このお祭りは370年近くつづいているという歴史ある神事。
なかなか泊まれないので、取材を何度かかさねて、ようやくご縁もできて昨年も参加することができました。
今年の夏もぜひ、江差のお祭りに参加したいと思います!
(編集長)