2024/04/11 14:00
標茶町
【北海道 標茶町】人にとっても馬にとっても“もう一つのふるさと”に
日本有数の馬産地として栄えた歴史をもち、乗用馬文化が息づくまち標茶町(しべちゃちょう)。
明治41年の軍馬補充部川上支部の設置から続く“乗用馬文化”と、北海道ならではの手つかずの“美しい自然”を活かし、「馬を核とした地域づくり」を進めています。町内には、厩舎のあるホテルやホーストレッキングコース、釧路湿原や塘路湖などの景勝地があります。
それらの資産を活かして、「標茶町ならではの馬との関わりや乗馬の楽しみ」を提供できるよう、官民一体となって「道東ホースタウンプロジェクト」に取り組んでいます。
標茶町釧路川沿いの河川敷を馬に跨って進んでいく
【馬預かり事業】
全国の乗馬クラブ等で現役を引退した乗用馬(※セカンドキャリアとして乗用馬となった元競争馬を含む)が、標茶町の豊かな自然の中でのんびりと余生を過ごせるように、受け入れのためのしくみや快適な飼育環境づくりを推進しています。
一頭でもたくさんの馬たちを受け入れられるよう、標茶町がふるさと納税での応援を募っています。
乗馬クラブの会員や乗馬ファンの方々が、ふるさと納税で応援してくださると共に標茶町にいる馬に会いに来たり、標茶町での馬とのふれあいや乗馬を楽しんでいただくことも目指しています。
人にとっても、馬にとっても“もうひとつのふるさと”になりたい。そのような思いで、官民一体となってプロジェクトに取り組んでいます。
引退乗用馬を受け入れる牧場を、標茶町が ふるさと納税 を活用しながら支援していくことで、引退馬を預ける乗馬クラブ等の負担も軽減されるようなしくみづくりを目指している
〈馬預かり牧場の様子〉
受け入れ先の“釧路セントラル牧場”、敷地内には小川が流れる
清掃の行き届いた厩舎
友達とのんびり過ごす
【乗馬×観光事業】
地域の資産を活かした魅力的な乗馬サービス
“厩舎のあるホテル”ヘイゼルグラスマナー(標茶町虹別原野)やどさんこRanch(標茶町栄)を拠点として、さまざまな乗馬サービスを提供しています。
標茶町の変化に富む豊かな自然を生かしたホーストレッキングコースの開発も進め、道東の多様で魅力的な馬たちとの「標茶町ならではの乗馬体験」の提供を目指しています。
広域観光ツアーの開発
標茶町単独ではなく、周辺市町村を含めた広域観光ツアー(釧路川流域+釧路湿原)を開発しています。
釧路湿原国立公園内へ入り、温根内ビジターセンターへ向けて一本道の道のりをゆったりと馬に乗っていく
釧路湿原の環境影響への配慮を行ないながら「湿原景観」「希少動植物観察」などをゆっくりと楽しみ、「釧路湿原」まるごとを学ぶツアーを目指しています。
今秋(2024年秋)の商品化へ向けて、関係者一同準備中です。