2024/04/03 11:00
「北海道生活」編集長
4/26OPEN!「MAISON SHIRO」に泊まってみた。
2024年4月26日(金)、北海道砂川市に拠点を置くコスメティックブランド「SHIRO(シロ)」が、長沼町に「MAISON SHIRO(メゾンシロ)」という一組限定の宿をオープンします。
その前に取材させていただきましたので、一足先に泊まってみました!
新千歳空港から車でわずか25分、「ハイジ牧場」のすぐそばにある瀟洒な一軒家。
薪ストーブやゆったりしたソファが置かれたリビング、その奥にはベッドルーム、さらに奥には洗面所が見えます。
リビングには「SHIRO」のフレグランスがずらりと並び、好みの香りに包まれる幸せ……。
使っている木材は北海道の間伐材や家具を作っていて出た端材など8種類以上。いわゆる建築材料ではないため、それぞれをうまく組み合わせ、美しいデザインに仕上げられているのはさすがです。
ベッドはセミダブルが2台。ふとんも枕もふかふかで寝心地満点!
さらに、2階にもセミダブル2台のベッドルームがあるので、最大4名で貸し切ることができます。
洗面台にも選びきれないほどの「SHIRO」のスキンケア製品!
ここに泊まるにあたり、あえてスキンケア製品は持たずにやってきたんです。
砂川市・長沼町と同じ空知(そらち)地方にある栗山町「小林酒造」の酒かすや、足寄町「鳥羽農場」のラワンブキ、函館のがごめ昆布、興部(おこっぺ)町のハマナス、芽室町のルバーブ……北海道の素材のスキンケアを試したくて、顔がいくつあっても足りないくらいです。(笑)
バスルームにはいると、真っ白なバスタブが。
木の板を付けてみれば、お水やワインなどを置いたり、スマホを置いたり、お風呂に入りながらのんびりすることができます。
バスルームにあるボディソープ、シャンプー、コンディショナーなど、宿泊者専用のオリジナル製品もありました。
非売品なので、泊まった人だけが使える特権です。
バスルームを出て、サウナへ。
本場フィンランドから取り寄せたというストーブの奥には、札幌軟石を組み合わせた壁があり、切り出された様々な形の軟石がパズルのように組み合わされていました。ここでも環境を大切に、美しいデザインに創り上げています。
この宿には蒸留施設を備えた「シロラボラトリー」が併設されており、ここでつくられた蒸留水でセルフロウリュもできます。
水風呂もバスルームと同じ、庭に面した大自然を感じる設計に。
サウナとバスルームをつなぐ廊下では、外気浴も楽しめます。
さらっとした涼しい北海道の空気が気持ちいい!
ちなみに館内はすべて浄水器できれいな水が出るので、こちらの水筒に水を入れて、バスルームやサウナに持ち込めます。
そのほか冷蔵庫にはハーブ水やミネラルウォーターなどが無料で、一部有料でジュースやビール、ワインなどもありました。
近くにある「丘の上珈琲」のコーヒー豆やハーブティーも無料で用意されているので、ティータイムも楽しめますよ。
ダイニングキッチンも、札幌軟石や北海道産の木材を活かしたオリジナルの設計。
家電や調理器具、うつわ、調味料に至るまで、憧れのものがたくさんそろっています。一棟貸しの宿で食事が付いてないため、ここで調理をする楽しみができますね。
近所には野菜や産直品が豊富な道の駅「マオイの丘公園」があるので、材料を買ってから行くといいでしょう。
取材当日、道の駅の産直市は時期的にクローズしていたので、近隣のレストラン(事前にチェックできます)でテイクアウトすることにしました。
今回は、同じ空知地方の栗山町にあるレストラン「サメオト」で料理をおまかせでテイクアウト。
まるで、おせちのような料理にびっくり。栗山町産黄玉ねぎの冷製フラン、栗山町「蝦夷ノ下富士醸造」塩麹を使った鶏もも肉漬け焼きや麹リゾットコロッケ、静内町「北大短角牛」のラザニアなどなど……。
キッチンにはオーブンレンジもあるので、あたためたり、お皿に移したり、レストランのように食事を楽しめました。
朝は、オプションで予約できる朝食セットがおすすめ。
北海道産小麦にこだわる札幌で人気の「boulangerie coron(ブーランジェリー コロン)」のパンや、近くで採れた卵や野菜、ベーコンやソーセージなどが用意されます。
※写真はイメージ。時期によって内容はちがいます
最後にうれしいのは、備え付けのスリッパとエコバッグは宿泊者にプレゼントしてもらえること。
スリッパはふかふかで、エコバッグは雑誌「北海道生活」がまるごと入るサイズで、朝食セットのパンやちょっとしたものを入れられて便利です。
「SHIRO」の製品を心ゆくまで使えて、シンプルでいて実は贅沢な空間の「MAISON SHIRO」。
ふだんなかなか手が届かない憧れの生活ができる場所で、北海道の暮らしの豊かさを実感することもできました。
実際に取材した記事は、道内4/20発売「poroco」5月号と、全国6/3発売「北海道生活」夏号に掲載されますので、後ほど雑誌でじっくり読んでみてくださいね♪
(編集長)