札幌、大人の美食紀行③ ～焼肉、イタリアン、中華料理

あみ焼き割烹 和牛いしざき

片面をサッと焼き、新鮮な野菜を巻いて味わう「焼きしゃぶ」。サーロイン1人前4,200円。

札幌のとなり町・江別市（えべつし）にある自社牧場で肥育されている、希少価値の高いブランド牛『えぞ但馬牛』をはじめ、全国各地から揃えた上質な黒毛和牛を用意。徹底した自社管理の元で提供される牛肉は、あえて熟成させない鮮度抜群の状態で様々なメニューを提供している。店内はテーブル席、小上がり席ともに全席個室となっており、シーンに合わせて使い分けられるのがうれしい。プライベートな空間で幻の最高級黒毛和牛を心ゆくまで味わい尽くしたい。

全席個室の店内は、最新ロースターによりにおいが気にならないのがうれしい

『えぞ但馬牛』を中心に、厳選した黒毛和牛の旨味を最大限に引き出すため、遠赤外線効果の高い溶岩石であみ焼き。香ばしさとジューシーな旨味を閉じ込めている。
特厚トロタン、トモ三角、シャトーブリアンなど希少な部位が豊富なのは牛を一頭買いする同店ならでは。数量限定の「タンステーキ」や、野菜とともに楽しむ「焼きしゃぶ」、とろけるような「レアステーキ薄切り」など多彩な調理方法で味わう逸品が揃っている。

サーロインはもちろん、イチボやミスジなど、希少な部位も牛を一頭買いしている同店では新鮮な状態で味わえる

特厚切りながら、やわらかく口いっぱいに広がる旨味が評判の「タンステーキ」4,500円

極レア仕上げのしっとりとろける食感と、ふわっと広がる旨味がたまらない「レアステーキ薄切り」

Osteria Crocchio

「小樽海水うにとカブのムース コンソメジュレ」。なめらかな口当たりのムースとウニの甘みの余韻が心地いい。2名分1,850円。写真は1名分

狸小路８丁目エリアで幅広い年齢層が集う人気店。イタリア語で居酒屋を意味する「オステリア」らしく、にぎやかで明るい空間で楽しさと美味しさを満喫するゲストが後を絶たない。料理はイタリアンをベースにフレンチの技法を巧みに取り入れた、オリジナリティあふれる‟クロッキオ流”が人気。素材にていねいに向き合いながら、意外性のあるサプライズなひと皿を提供するシェフと、気配りが行き届いたスタッフのサービスも魅力。

メイン付きコース5,500円より「天塩産鹿のロースト」。アラカルトでは3,080円で提供

オープン以来、不動の一番人気を誇り、リピーターも多い「サバのテリーヌ」1,760円。白ワインとの相性がいい

カジュアルなムードの店内。23：00まで営業しているので二軒目使いにも

中国料理 月下翁

店内は木のぬくもりを感じる落ち着いた雰囲気

四川料理の伝統技法と中国に古来より伝わる「食養生」をベースにした、自然派中国料理の店。無農薬・有機野菜をはじめ、旬の道産食材にこだわり、最小限の味付けで素材の持ち味を最大限に引き出す。化学調味料は使用せず、ていねいな下ごしらえと火加減で素材が最も美味しくなる瞬間を逃さない。人気の月替わりアラカルトメニューや、シェフの自信作が味わえる「おまかせコース」5,500円〜はナチュラルワインや黄酒などと一緒に楽しみたい。

肉厚なホタテとフルーティな白桃の組み合わせが新しい「道産ホタテと白桃バジルの炒め」1,800円

ラムからとったダシを使用した「ラムスペアリブとツルムラサキの蒸煮」1,800円

道産や自然派を中心に取り揃えているワイン。ソムリエがいるので、好みや料理との相性を気軽に相談できる