札幌、大人の美食紀行① ～ステーキ、すき焼き・しゃぶしゃぶ

ステーキ＆ワイン いしざき

シーンに合わせて選べる多彩なコース（12,000円～）がおすすめ

ビルのワンフロアを贅沢に使った和牛の名門「いしざき」直系のステーキ専門店。ラグジュアリーな雰囲気の店内は、個室も含めすべての席の目の前に鉄板をしつらえ、間近でシェフのパフォーマンスを体感できる。肉質の良さと希少価値の高さで知られる『えぞ但馬牛』や、北海道産黒毛和牛、伊勢海老やアワビなどの高級食材を用意。チョイスするワインも、ライトからフルボディまで、フランスワインを中心に約160種が揃う。

魚介焼きメニューも魅力。肝まで楽しめる新鮮な「えぞアワビ焼き」は3,000円

1人前が半身で提供される大ぶりな伊勢海老焼きは数量限定の「至福コース」で人気のひと品。

肉のプロがこだわり抜いた“究極の肉”を提供している「ステーキ&ワイン　いしざき」。その出発点は精肉店で、その時代に培ったノウハウをもとに姉妹店を含む３店舗で展開中だ。生でも口にできるほど新鮮な状態で育成した『えぞ但馬牛』をはじめ、極上の黒毛和牛を用意。霜降りのサーロインやシャトーブリアンなど、多彩な部位を独自の管理によりあえて熟成させず、持ち味を生かした新鮮な状態で提供している。

4種の部位から選べるコースのステーキ。写真は凝縮した旨味とジューシーさが人気のヒレ

人気のカウンター席からは、窓越しにすすきのの夜景を楽しめる

すき焼き しゃぶしゃぶ 牛のいしざき

創業から半世紀、店伝統の割下でいただく名物のすき焼きは、コクのある旨味と後味のさらりとした軽やかさに感動

1972（昭和47）年創業の、全国の厳選された最高級黒毛和牛を扱う、すき焼きとしゃぶしゃぶの専門店。中でも初代は目利きとして知られ、理想の和牛を求めて出合ったのが『えぞ但馬牛』だ。飼育から加工までを自社工場で一貫管理し、熟成不要の旨味を実現。細かなサシが入った肉質、しっとりと吸い付くようなやわらかさ、芳醇な甘味に魅了され、国内はもちろん、海外からもこの味を求めて再訪するファンが多い。

食事のシメは「牛炙り握り」を。上品な肉の脂と米の甘みがとろけるハーモニー

プレミアムワインや厳選した地酒など、アルコール類も豊富

すき焼き、またはしゃぶしゃぶをメインに選ぶコースが同店の人気メニュー。すき焼きは秘伝の割下をからめて焼き、芸術的ともいえるサシの入った上品な肉が、口に入れた瞬間にふわりと広がり、牛肉ならではの旨味や香りに思わずうっとりとしてしまうほど。また、同店隣に姉妹店「ホルモンやき肉うしたつ」がオープン。『えぞ但馬牛』の牛肉と道内産のホルモンを中心としたメニューをスタッフによる焼き上げで味わえるとあり、早くも人気店に。

『えぞ但馬牛』をさまざまなメニューで心ゆくまで味わえるコースは9,700円〜22,500円。メインはすき焼き、しゃぶしゃぶのどちらかを選べる

老舗らしい落ち着きと品格ある店内は、全席が個室。小上がり、テーブル席、窓際席などを用意