道南・東北をめぐる｜八幡平市　北東北の交通の要衝。雄大な自然も魅力

八幡平市（はちまんたいし）は秋田・青森の両県に隣接し、高速道路や国道、JR花輪線が縦貫するなど、北東北の交通の要衝を担うまち。広大な土地に広がる雄大な自然を活かした産業や、数多くの伝統行事があるのも特徴だ。

残雪の「八幡沼」。八幡平山頂散策路内で見られる春の絶景

八幡平山頂レストハウス

観光の疲れを癒してくれる、八幡平山頂の憩いのスペース

標高1,541m、岩手と秋田の県境にあるレストハウス

八幡平山頂散策、観光の拠点で岩手と秋田の県境に位置する八幡平山頂の憩いのスペース。軽食コーナーや観光情報コーナーなどがある。また、売店ではドラゴンアイをモチーフにしたオリジナル商品や岩手と秋田両県のおみやげ品を販売している。

軽食コーナー人気メニューの「源太カレーうどん」

八幡平アスピーテライン

岩手と秋田の両県にまたがる、八幡平ならではの景観

標高ごとに紅葉の色具合が変わり秋のドライブが楽しめる

火山の形状を示す名称「アスピーテ」に由来するドライブウェイ。岩手と秋田の両県にまたがり、山腹を縫って走る道から南に岩手山が眺められ、樹林の中に湖沼やアオモリトドマツの枯れた木々が八幡平ならではの景観をつくりだしている。

道路の両側に残る高さ数メートルもの巨大な雪の壁と青空のコントラストが美しい「雪の回廊」

八幡平ドラゴンアイ

龍の眼のように見える、春だけの神秘的な自然現象

冬の間の降り積もった雪が、春になり周辺部と中心部が雪解けしドーナツ状になる

岩手から秋田にまたがる国立公園八幡平の頂上付近にある鏡沼の雪解けの様子が、まるで龍の眼のように見えることから呼ばれるようになった「八幡平ドラゴンアイ」。5月中旬〜6月中旬の限られた時期にしか見られない神秘的な光景だ。

桜の見どころスポット

雪と桜が同時期に見られる、八幡平ならではの絶景

「岩手県県民の森」園内の岩手山を背にした桜は見事の一言

樹齢約100年のオオヤマザクラとカスミザクラが寄り添うように並ぶ「夫婦桜」が見どころの「岩手県県民の森」や、八幡平の麓にあり岩手山も望める「八幡平市さくら公園」など桜の名所が数多く存在。八幡平や岩手山にまだ残雪のある4月下旬から5月上旬が見ごろ。

公園内を散策しながら数種類の桜が楽しめる「八幡平市さくら公園」

TOPIC

八幡平アスピーテラインが開通する4月中旬を皮切りに、約2カ月の間にさまざまなイベントが開催される「八幡平スプリングフェスティバル」。今年は八幡平市出身で北京五輪スキージャンプ金メダリスト小林陵侑選手の企画立案による、子どもたちにジャンプの楽しさを伝えるイベント「Kids Jumping フェスタ in 八幡平」を開催予定。

小林陵侑選手

5月3日に桜松神社の例大祭に合わせて開催される「不動の滝まつり」　時間／9：30～15：00