2024/02/17 09:24
「北海道生活」編集長
北海道のワイナリーが一堂に!「道産ワインの夕べ」開催
2024年2月15日(木)、札幌パークホテルにて「第28回 北を拓く道産ワインの夕べ」が開催されました。
北海道は64ヵ所(2023年10月調べ)ものワイナリーがある、日本最大の生産地。中でも24社のワイナリーが一堂に会するイベントです。
これまで「北海道生活」で大半のワイナリーに行かせていただきましたが、ワイン用ブドウをつくる農家さんや、醸造で忙しいワイナリーの方にアポイントを取るのは大変!
それが、各地から集まっていただけるという、私にとってはご挨拶もできて大変ありがたいイベントでもあるのです。
各社おすすめのワインの試飲をしつつ、何人かの方には写真を撮らせていただきました。
このイベントの最初にご挨拶するのが、「さっぽろ藤野ワイナリー」の伊與部淑恵さんと妹の佐藤與子さん。
バッカス・ケルナーを使った白ワイン「flowing water 2021 (フローイングウォーター)」をいただきました。
取材したのは12年も前のことですが、お二人ともずっと変わらない! すてきな姉妹のお二人です。
「OSA WINERY」の長(おさ)直樹さん・真子さんご夫妻。
ツヴァイゲルトレーベ100%を使った「Rosa Pop(ローザポップ)2020」をいただきました!
昨年は数回ワイナリーに立ち寄ったのですが、毎週土曜日にしか開いていなくて、しかもワインの仕込み時期は完全にクローズするので、会えたのは1回だけ。
こうしてお会いできて、よかったです。
初参加の「ドメーヌユイ」杉山 彩さんと夫の哲哉さん。
イベント限定ワインという、ピノ貴腐白ワイン「A3+2+1 Blanc de Noirs 2023」をいただきました。
実はワイナリーの取材ではなく、移住インタビューの取材でお世話になった杉山さん夫妻。
「北海道でワイナリーをやりたい」という夢を実現し、今ではワイナリーのイベントでもお会いできるようになりました。
こうして移住してがんばっている人々のおかげで、北海道で急速にワイナリーが増えているのです。
奥尻島から来ていただいたのは「奥尻ワイナリー」の菅川 仁さん。
北海道南西沖地震による津波の被害から復興を目指して2009年にスタート、今年で15周年を迎える離島のワイナリーです。
昨年、十数年ぶりに奥尻島で取材した時に、撮影だけして飲めなかったワインをいただきました。新ブランド「風揺(ふうゆ)139.4,42.1 メルロー 2022」です。
スピーカーのメーカーONKYO社とコラボして、奥尻の波の音とモーツァルトの交響曲を聴かせたワイン。取材の様子は、「北海道生活」でも紹介していきますのでお楽しみに。
やっと会えた!とうれしくなったのが、余市町「登醸造」の小西淳子さん。
夫婦お二人で営む小さなワイナリーで、なかなか取材の機会を得られず、いつか取材したい……と願っておりました。
ツヴァイゲルトレーベ100%の「セツナウタ2022」をいただきました。
初めてワイナリーの方に会えるというのも、このイベントの醍醐味です。
いつも最後にご挨拶に行くのが「YAMAZAKI WINERY」の山﨑太地さん。おちゃめにポーズをとってもらいました。
相当お忙しい方なので、昨年は取材でお会いできず、秋の空知ワインのイベントもなかったので一年ぶりの再会!
シャルドネのスパークリングワイン「CHARDONNAY SP 2019」で、〆の一杯とさせていただきました。
会場にいらっしゃるのはワイナリーだけでなく、日本ソムリエ協会の道央支部の方々も。
シャンパンの瓶を剣で切って開けるという「サーベラージュ」で場を盛り上げていただきました。
北海道ワインのロゼ・スパークリングでシャンパンタワーという、お見事な演出で会場の雰囲気も大いに高まりました。
こちらの「北海道ワイン」では、能登の穴水町にある自社圃場でとれたヤマソーヴィニヨン100%の「北前ヤマソーヴィニヨン2019」をいただきました。
北海道・小樽は石川県と北前船の時代からつながっています。
このたびの能登半島地震に際し、ワイン1本販売につき100円を被災支援寄付金として穴水町に寄付されるそうなので、ぜひオンラインショップでもお買い求めください。
以上24社から1~3種のワインが試飲できるという「道産ワインの夕べ」は、とても全部を飲むことはできませんが、北海道のワイナリーの底力を感じさせていただける絶好の機会でした。
北海道のワイナリーについては、主催のNPO法人ワインクラスター北海道で紹介していますので、参考にしてみてくださいね!
(編集長)