2023/12/27 11:30
niwacul
北海道の庭|今週の花(12月12日) 冬囲い・片づけが済んだ庭に、野鳥の姿
長沼町(ながぬまちょう)で花・庭暮らしを楽しむ、走川さんご夫婦のお庭から、今が旬の「今週の花」をお庭の様子とともに 紹介していきます。今回は、冬囲いを済ませた庭の様子と、野鳥の姿をご紹介。
撮影:走川 正裕 ・ 貴美 文:走川 貴美
先月末、業者さんが来て前庭の冬囲いをしてくれました。1日ですべて終わり、日没前に帰っていきました。プロの仕事は速やかできれいですね。
裏庭は、夫がすべて作業してくれました。以前は、「雪に埋もれるし、まぁこれでいいか」と言っていましたが、年々冬囲いの作業が手際よくなってきました。業者さんにも「もう、自分でできるでしょう」と言われていますが、一人ではしたくないようです(笑)。寒いし、広くて大変だし、その気持ちもわかりますね!
前庭の冬囲い。業者さんがきれいに囲いを施してくれた
片づけもだいぶ進んだので、庭の見通しがよくなっています。今朝は、リスが白樺(しらかば)や松の木を伝って、走り回っているのが見えました。
先日シマエナガが庭に来てくれたので、もっと何度も訪ねてくれるように、自宅からもそっと見られる場所に牛脂を吊るして待っているところです。ベランダに望遠レンズの大きなカメラを用意し、三脚もセットしました。ですが、まだ姿を見せてくれません…。よい写真が撮れるといいのですが。
自然豊かな地域なので、野生のリスもやって来る。何かの実をくわえている(?)
冬はバードウォッチングも楽しみの一つです。毎朝来るのはスズメ、ヒヨドリ、深山カケス(ミヤマカケス)、シジュウカラ、ゴジュウカラ、たまにアカゲラも来ます。スズメは餌がないと玄関先まで来て「チュンチュン」と鳴きます。人間慣れしているのですね。珍しい鳥が来たときは、写真を撮って図鑑で調べています。
スズメの可愛らしい姿。餌を食べているところ
深山カケスは北海道の野鳥。よく見ると頭は茶色、背中はグレー、お尻の部分が白。尾と羽の一部は黒くて、羽の付け根は鮮やかなブルーと白が入り、なんともカラフル。顎(あご)にも黒い線が入っていて、目はブドウ色をしているらしい
アカゲラはキツツキの一種。黒、白、赤色の模様をしている。後頭部に赤が入るのはオス、頭に赤色がないのがメス、頭の上が赤いのが子どもなのだとか
ヒヨドリやカケス用にリンゴを置いているのですが、最近それがなくなります。犯人は、リスでした。シマエナガ用の脂身も取っていくので、みんなで仲よく食べてほしいですね! 「取らないでね!」と張り紙でもしておきたい気分です。
先日、ご近所の切り花生産者さんから葉牡丹(ハボタン)をいただきました。ボタンのような、大きなバラの花のような形状が素敵です。大きめの花瓶にたくさん挿してみました。長もちしてくれていいですよ。葉牡丹は、「冬」「お正月」を連想させてくれますね。
季節の花も飾って、穏やかな年始を迎えたいと思います。
いただいた葉牡丹(ハボタン)を贅沢に花瓶に挿して、季節の演出。玄関には季節ごとの庭の花や、切り花をいつも飾っている