2024/09/19 13:30
niwacul
ハーバルライフ|赤ワイン&シナモンが香るリンゴのコンポート
今回は、これからの季節が旬のリンゴを使って「コンポート」づくりをご紹介。
このコーナーでは、庭で育てているハーブを使って、気軽に・手軽に楽しむアイデアをお伝えしていきます。 ハーブは“癒しの緑”としてはもちろん、キッチンや暮らしの中でも大活躍!
取材協力:かりの あさの さん(herbarist・ハーブ研究家)
今回は、これからの季節が旬のリンゴを使って「コンポート」をつくります! コンポートは、フランス語で「果実(くだもの)の砂糖煮」という意味。ヨーロッパでは、古くから伝統的な保存食として親しまれてきました。食感も残っているのでそのままでもおいしく、またジャムのようにスイーツに添えても楽しめます。リンゴだけなく、ナシでもコンポートづくりが楽しめるのでお好みでどうぞ。
Recipe. リンゴのコンポート
リンゴを、赤ワインとシナモンなどのハーブと一緒に煮込んでつくる「コンポート」。シナモンがさわやかに香る、ちょっぴり大人の味わいを楽しめます。
生クリームをつけていただくのがおすすめで、シフォンケーキなどに添えれば、クリスマスなど人が集まるホームパーティーや素敵なティータイムにもぴったりのレシピです。
[ 材料 ]4人分
・リンゴ 4個
・砂糖 70~100g
・赤ワイン 1本(750ml)
・シナモン、グローブ、カルダモン、陳皮(ミカンの皮を乾燥したもの) 適宜
・レモン 1/2個
[ つくり方 ]
【1】
リンゴの皮を剥き、鍋に置きやすいようにリンゴの上下部を平らにカット。芯は円錐状に少しくり抜く
リンゴの皮を剥き、鍋に置きやすいように平らにカット。芯は軽く抜いておく
【2】
リンゴの中まで煮込みやすく味も浸み込むように、中心に割り箸を刺して貫通させる
【check!】
丸ごと煮込むと型崩れしにくく、見た目もよいです。食べるときにカットしてください。
中心に割り箸を刺すことで、中まで味が浸み込んでくれる
【3】
鍋にリンゴを並べてコンロにのせる。砂糖を加え、ワインを回しながらそそぐ
鍋にリンゴを入れ、砂糖とワインを加える
【4】
シナモン、グローブ、カルダモン、陳皮のハーブを加えて中火で20~40分ほど煮込む
【check!】
リンゴの種類やサイズによって煮込み時間は異なりますので、調整してください。
シナモンなどのハーブをすべて加え、中火で煮込む
【 5】
アクが少し出てくるので取り除く。耐熱皿などで落し蓋をすると味が染み込みやすい
アクが出てきたら取り除き、耐熱皿で落とし蓋をする
【6】
リンゴに火が通ったら、レモン汁を回しかける。色がきれいになり、すっきりとした風味に
レモンをしぼる
1日寝かせることでしっかり味が浸透
生クリームと相性ぴったりコンポートスイーツ
できあがったリンゴのコンポートは、食べやすいサイズにカットしていただきましょう。市販のシフォンケーキに生クリームとコンポートを添えれば、おいしいスイーツに!
ぼけてしまったリンゴ(食べごろが過ぎたリンゴ)もおいしく復活します。また、飲み切れなかったワインを使ってチャレンジしてみるのもおすすめですよ。
リンゴのコンポートをカットして食べやすいサイズに。中の芯は取り除く
シフォンケーキに生クリームもたっぷりと添えて、おいしいスイーツに
煮汁はブドウ風味のドリンクやゼリーにも!
残った煮汁は、ワインのアルコール分が飛んでいるのでブドウ風味のドリンクとしていただけます。温かいままホットワイン風にしたり、冷やしたものを炭酸水で割ったりしても楽しめます。そのほか、ゼラチンや寒天を加えてゼリーにするのもおすすめ。
コップに氷を入れ、冷やした煮汁をそそいで炭酸水で割る
糖分の重みできれいな2層に。飲む際にマドラーで混ぜていただく
ゼラチンまたは寒天を加えてゼリーに。ゼリーをクラッシュして、フレッシュハーブや生クリームをのせてもおいしい
プロフィール
かりの あさの
herbarist・ハーブ研究家。ハーブやアロマの指導員などの資格を有し、30年以上植物と向き合い得た知識・経験をもとに、企業のアンバサダーや商品開発に携わる。また、さまざまな講座開催や公共の場での「みどりのまちづくり」のサポートなど、幅広く「ハーブのある暮らしの魅力」を伝えている。かりの あさのHP「ハーブまるごと活用生活」では、ハーブ&アロマのトータル情報をお届け。Facebook「かりのハーブcom」やInstagram「karinoherb」も。
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Facebook かりのハーブcom(ハーブ研究家)