2023/12/02 10:30
niwacul
ハーバルライフ|ほんのり香る「アロマワックスバー」
このコーナーでは、庭で育てているハーブを使って、気軽に・手軽に楽しむアイデアをお伝えしていきます。 ハーブは“癒しの緑”としてはもちろん、キッチンや暮らしの中でも大活躍!
取材協力:かりの あさの さん(herbarist・ハーブ研究家)
アロマオイルとハーブ花材を使った、ほんのりと香り漂う「アロマワックスバー」。板状にしたロウに香りを含ませて花材や飾りを施した、見た目も可愛い人気のアロマグッツです。今回は、そのつくり方をご紹介します。
簡単でおしゃれな装飾を楽しめますので、北海道の冬の暮らしに彩りをプラスしてみては。クリスマスやお正月バーションなど季節のイベントに合わせた演出や、お部屋ごとにハーブやアロマの香りを変えて楽しんでみましょう。
Recipe アロマワックスバーづくり
[ 材料 ]
・ミツロウ(蜜蝋)
・ソイワックス
・好みのアロマオイル
・型(紙製のお菓子の型)
・ストロー
・麻ヒモやリボン
・飾り
・花材各種(ドライフラワー、ハーブやスパイス、松ぼっくり など)
そのほか、制作用の鍋とコンロも用意しましょう。
[ つくり方 ]
【1】
ミツロウとソイワックスを同量混ぜ、コンロで熱する。使用する型を決め、あらかじめ飾りや花材を並べて配置をイメージしておくとよい。完全に溶けて型に流してから、アロマオイルを加えて少し揺らす
【2】
底が白っぽくなり固まってきたらストローを立て、大き目の飾りや花材から順に配置していく。立体的に置くのがポイント
【 Check!】
保冷材の上にのせるとワックスが早く固まりますが、飾りを置くのが早すぎると沈み、遅すぎるとくっつかないのでタイミングが大切です。
【3】
飾りをすべて配置したら、固まるのを待つ。固まったら型から外し、ストローを後ろから抜く。壁掛け用のヒモやリボンを通して、きれいに結んでできあがり
【 Check!】
・ミツロウにソイワックスを混ぜると、きれいな白色に。色をつけたい場合はクレヨンを削って入れるとよいです。
・アロマオイルは10~20滴。飾る部屋の広さによって量を調整してくだい。香りが強いので、制作時には換気もしましょう。
・花材などを手早く配置するためにも、複数個作るときはいっぺんに作らず、一つずつ作成しましょう。
クリスマスカラーのリボンを可愛らしく結んで、イベントを盛り上げる装飾の一つに
シーンに合わせた香り選び
飾るお部屋やシーンに合わせてアロマを選んでみましょう。
●玄関やトイレ…ミント、ユーカリなどフレッシュな香り
●リビング…ゼラニウム、ローズなどのフローラル系の香り
●ベッドルーム…ラベンダー、イランイランなどのリラックス系の香り
●和の演出…ヒバやシダーウッドなどの樹木系の香り
●クリスマス装飾…柑橘系やバニラ系(バニラエッセンスで代用可)が似合う
そのほか、ハーブやスパイスの花材を使えば、香りのブレンドも楽しめます。
花と香りをワックスバーに閉じ込めて、素敵な装飾に! ラッピングしてプレゼントにしても喜ばれそうですね。簡単に手づくりできるのも魅力。
また、新年を迎えるお正月にぴったりの和風アレンジもできます。ワックスに色づけし、ヒバと水引の飾りに変えれば和風に。のし袋の水引を利用したり、折り鶴を飾りに使ったりしてもよいでしょう。
プロフィール
かりの あさの
herbarist・ハーブ研究家。ハーブやアロマの指導員などの資格を有し、30年以上植物と向き合い得た知識・経験をもとに、企業のアンバサダーや商品開発に携わる。また、さまざまな講座開催や公共の場での「みどりのまちづくり」のサポートなど、幅広く「ハーブのある暮らしの魅力」を伝えている。かりの あさのHP「ハーブまるごと活用生活」では、ハーブ&アロマのトータル情報をお届け。Facebook「かりのハーブcom」やInstagram「karinoherb」も。
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