2025/04/14 10:30
「北海道生活」編集長
やぎさん取材日記|桜!リンゴ!ねぶた!濃すぎる宿「青森屋」

花咲か爺さんからの桜吹雪も楽しめる「たんげ花咲かまつり」は2025年4月2日~5月31日開催
花咲かじいさんが、桜吹雪をぶわーーーーっ!
桜の時期を気にしなくても、ここには桜がいっぱい!
青い森鉄道の三沢駅から歩いて約5分、今回取材させていただいた星野リゾート「青森屋」は、桜!リンゴ!ねぶた!と、青森の魅力がふんだんに詰まった、あまりにも濃すぎる宿でした。
ラッセラー!ラッセラー!ねぶた推しがすごすぎる

「みちのく祭りや」のショーは事前予約制。
夜に行なわれるショー「みちのく祭りや」では、青森の四季、青森の4大祭、歌に踊りと、これさえ見ておけば青森の観光はつかめるほど完璧なショーが見られます。
巨大なねぶたの前で、跳人(はねと)と呼ばれる踊り子が、「ラッセラー!ラッセラー!」と叫びながらぴょんぴょん跳ねる姿は、北国の人のたくましささえ感じます。

サウナにもねぶたがどーんとあり、オートロウリュとともに「ラッセラー!ラッセラー!」のかけ声が鳴りひびくそうです。
担当のホテルの方も熱心な方で、「いまスイッチ入れますから撮ってください!」
「いや、カメラのレンズがこわれます…(汗)ていうか、かけ声はカメラに撮れません(笑)」
と、あまりの熱意に圧倒されました。

のどがかわいたら、青森名物のりんごジュースを。
なんと、りんごジュースの出てくる蛇口がありました!
好きな時に飲めるので、うれしいですね~。
1室限定 “寝かさない客室” 青森ねぶたの間

きわめつきは1室しかない特別室「青森ねぶたの間」。
中に入ると、ねぶたが容赦なく出迎えてくれます。そして、チャイムで流れる「ラッセラー!ラッセラー!」の掛け声が。

壁一面にも、ねぶた!すべてプロのねぶた師による本物の絵なので迫力がすごい。
しかも、バス・トイレにも、ねぶたがある(いる)のです!

寝室の天井にも、出た!ねぶたーーー!
ホテルの方いわく「寝かさない客室」と呼ばれているそうです。
この客室にだけ「跳人」の衣装も用意されているので、宿泊した当日は「青森屋」の主役になって館内を練り歩きましょう。
お楽しみのブッフェは、まるごと青森づくし

お楽しみのブッフェも、青森づくし。
レストラン「のれそれ食堂」では、「帆立出汁醤油焼き」など、焼きたてのメニューも出してもらえます。

青森のクラフトビールに、行者にんにくの天ぷら、まぐろ丼、串焼き……食べきれないほどのメニューに目移りします。

お腹がいっぱいでも、つい取ってしまったのが「りんごカレー」。
ジャガイモでなく、りんごがそのまま入っていて、それが不思議とカレーにマッチしていました!
馬車でひとまわり、ラウンジで一服するくつろぎタイム

翌朝は敷地内にある公園へ。大きな池のまわりを馬車に乗って一周することができます。
かつて馬が身近にいた時代を感じる地元の方のお話を聞きながら、のんびりと楽しい時間を過ごせます。

公園にある「八幡馬ラウンジ」は事前予約制
公園内にある「八幡馬ラウンジ」で一服……昨夜はずっと、桜!りんご!ねぶた!ラッセラー!ラッセラーと濃すぎる一夜だったのが、まるで夢のように思い出されます。
「青森屋」は、青森に来たら最初に訪れてほしい、青森の魅力をまるごと詰め込んだ宿。
公園の静かなひとときに癒されたら、さあ、ここから青森の旅を始めてみましょう!
(「北海道生活」編集長)
【今回のたちよりスポット】・・・・・・・・
星野リゾート 青森屋
青森県三沢市古間木山56
電話/ 050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
交通/ JR三沢駅より徒歩約3分
HP/ https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/aomoriya/
※この記事は「北海道生活」の春号の記事より一部修正して転載しています。