2025/03/31 17:00
「北海道生活」編集長
サッポロビール園「開拓使館」が、4月1日(火)リニューアル!
2025年4月1日(火)、サッポロビール園の「開拓使館」がリニューアルオープンします!
昨年11月から5カ月間にわたって行なわれた改修がようやく終わり、いよいよお目見えとなりました。

ここにはサッポロビール園を象徴するケッセルホールがあり、大正元年製造の巨大なケッセル(ビールの仕込み釜)の存在感はそのままに、ビールカウンターが新しくなっています。
壁のレンガなど昔からのいいものはそのままに、老朽化した部分を改修し、より快適にすごしてもらうようにリニューアルしています。

2階に上がると、吹き抜けのある開放感いっぱいの空間が変わらず気持ちいいです。
私は北海道に移住して以来、道外からお客さんが来ると、必ずここに連れてきます。
まずサッポロビール博物館で工場見学、「北海道からビールの歴史は始まったんだよ」と案内し、試飲して「もっと飲みたい」と気分を高めてもらってから、この場所で思う存分ビールとジンギスカンを味わってもらうのです。

2階にもオープンビールカウンターが新しくできていて、照明もテーブルも新しくなっていました。

よく見ると、コンロが北海道の形になっていて、IHになっていました!
しかも全席「無煙ロースター」になったそうです。
これまではガスコンロにジンギスカン鍋を直置きしていたので、ジンギスカンの煙がすごかったり、油が床に付いてベタベタするといったことがあったそうですが、とてもクリーンになりました。

ふと気づいたのが、昔からある椅子とおもっていたのが、分厚いクッションが付いていたこと。
このたび全席にクッションが付いたそうで、楽に長く座っていられますね。

サッポロビール園のビールは、伝統の「一度注ぎ」といって、ビールを注いでから泡を足すのではなく、ジョッキへ一気に泡とビールを流し込みます。
「注ぎたての最もいい状態で、すぐに味わってほしい」と注出速度は「4秒」で、泡の黄金比率も均一というプロによるビール注ぎで美味しくいただけます。

この注ぎたてのビールに、生ラムのジンギスカン!
あの北海道の形の鉄板が新しいコンロにきれいにおさまっています。
野菜もバージョンアップし、ズッキーニやパプリカなど色とりどりに追加されたのもうれしいですね。

ジンギスカンといえば生ラムが定着、いくら食べても食べ飽きない安定の美味しさです。
昔からサッポロビール園に来ている方には、冷凍を薄い輪切りにした昭和世代になつかしい「トラディショナルジンギスカン」もアラカルトメニューにあります。
食べ放題もいいのですが他のメニューも豊富なので、最近は、いろんなジンギスカンを食べくらべたり、海鮮やポテトなど一品料理を追加したりとアラカルトで頼むのがお気に入りです。

実際にジンギスカンを焼いていただくと、確かに無煙ロースターだけあって、煙がどんどん吸い込まれていきます。

ジンギスカンは大好きだけど食事の匂いが気になるという方の会食やデート、女子会にも喜ばれそうですね。

来年はサッポロビール園60周年ということで、開拓使館の外壁工事は秋頃までしばらくつづき、来年の記念すべき年を迎えるそうですよ。
北海道で生まれ、日本のビールの歴史が始まったこの場所で、美味しいビールとジンギスカンを心ゆくまで楽しんでください。
(「北海道生活」編集長)
サッポロビール園 開拓使館(かいたくしかん)
※開拓使館の予約・受付は4月1日(火)からとなります
住所/札幌市東区北7条東9丁目2−10
営業/ 11:30~21:00(20:40ラストオーダー)
電話/ 0570-098-346(サッポロビール園総合予約センター 10:00~19:00)
HP/ https://www.sapporo-bier-garten.jp/