2025/03/21 13:30
北海道生活
札幌・桑園エリアに誕生したエア・ウォータの森、未来につながる新拠点
昨年(2024年)12月、再開発が進む札幌・桑園駅エリアに新ランドマーク「エア・ウォータの森」が誕生した。およそ100年前から北海道でガスを提供し、産業や暮らしを支えてきた「エア・ウォーター」の新たな拠点で、「北海道で成長してきた企業だからこそ、地域の未来のために行動したい」と、課題解決を支援するオープンイノベーション施設に。一般にも開放されており、北海道の木材を使った環境にやさしい建物で過ごすことができる。

植栽に囲まれた純水素型燃料電池は、発電時の熱を利用してベンチをあたためている

道産カラマツ材100%の柱に耐火集成材を使用した「インナーガーデン」
「エア・ウォーターの森」は、大学や企業、スタートアップ、自治体などが使用するレンタル個室やラボ、コワーキングエリアを設け、
“持続可能な社会”と“安全・安心で豊かな暮らし”の実現に向け、産学官が連携して新事業を生み出す場になっている。
象徴的なデザインの建物は、柱に道産カラマツ材を使った木造建築。汲み上げた地下水の熱エネルギーを冷暖房に使うなど省エネルギーも実現している。

1Fレンタルキッチンスタジオ。利用料は3時間8,000円~

3Fコワーキングエリアには、利用者と交流ができるコミュニティワークスペースと、集中作業スペースがある。利用料は、1カ月16,500円~
1階は誰でも自由に立ち入れるエリアで、あちこちに置かれた観葉植物が屋内にいながらまるで公園のような雰囲気。「エア・ウォーター」が手がける野菜や畜産物を使ったメニューを提供するレストランもあり、遠赤外線効果のある炭式グリルで香ばしくジューシーに焼き上げるハンバーグやステーキ、野菜をたっぷりとれるオーバーライスなど多彩な洋食が揃う。
春には北海道の草花が植えられた屋上ガーデンもオープン予定、レストランでテイクアウトしてランチを楽しむのもよさそうだ。

1Fレストラン「エウレカ」。旭川家具を配した店内は、札幌軟石や道内4カ所の土を使った土壁など自然を感じられる空間

ランチメニューより「グリルチキン、海老とアボカドのベジオーバーライス」1,180円

北海道大学の学生によるビールブランド「パイオビア」とコラボしたクラフトビール「森のいちご」980円
エア・ウォーターの森
住所/札幌市中央区北8条西13丁目28-21
アクセス/桑園駅より徒歩約8分
駐車場/あり(40台・有料) ※イートイン利用の場合1時間無料
WEB/https://airwater-souen.jp/
営業時間/ランチ 11:00~15:00(L.O 14:30)/ディナー 17:00~21:00(L.O 20:30)
定休日/日・月曜のディナー
席数/33席(禁煙)
カード/主なものOK

エア・ウォーターの森