2023/12/02 10:30
niwacul
ハーバルライフ |「リース&卓上キャンドル飾り」づくり
このコーナーでは、庭で育てているハーブを使って、気軽に・手軽に楽しむアイデアをお伝えしていきます。 ハーブは“癒しの緑”としてはもちろん、キッチンや暮らしの中でも大活躍!
取材協力:かりの あさの さん(herbarist・ハーブ研究家)
12月、もうすぐクリスマスですね。寒くなって、おうち時間も増えてきましたので、クリスマスディスプレイを施すなど、冬のイベントを家の中で楽しむのもよさそうです。
今回は、ヒバの枝葉を使った「リース」や「卓上キャンドル飾り」づくりをご紹介。手づくりを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
Recipe.1 ヒバのクリスマスリースづくり
私がつくるリースは、ヒバの枝葉をベースにしたものが多いです。11月~12月初旬までは自宅の工房にこもり、さまざまなところから依頼されるリースなどの制作を日々行なっています。いろいろな雰囲気のものを手がけますが、ヒバを使ったリースがクリスマスのイメージによく合うと思います。
私のリースのつくり方は、土台にブドウの蔓(つる)などをリース状にしたもの使い、ヒバの枝葉でパーツをつくってくくりつけていく方法です。
[ 材料 ]
・ブドウの蔓(つる)などリース状の土台
・ヒバの枝葉(花屋さんでも求められる)
・ワイヤー(針金)
・装飾用の花材(ドライフラワー、ローズヒップ、松ぼっくり など)
・リボン など
そのほか、剪定ばさみ、ペンチ、グルーガンとグルーなども用意しておきましょう。
[ つくり方 ]
【1】
土台は、ブドウの蔓(つる)などをリース状にしたもの。パーツは、ヒバの枝葉を7本程度、針金でしっかりと束ねるとよい
【2】
ヒバの枝葉を束ねたパーツをいくつも用意しておき、順に一方向に、土台にくくりつけていく。リース状に一周したら、リースの上部に壁掛け用の輪を針金でつくっておく
【3】
松ぼっくりやローズヒップ、ドライフラワーなどの飾りを、バランスを見ながらグルーでくっつけていく。全体にバランスよく装飾を配置したら、できあがり! リボンなどもあしらうと素敵
花材のドライフラワーは、最近はお花屋さんでも求められます。また、宿根草やハーブの花、バラやローズヒップなど、庭を楽しんでいるシーズン中に収穫し、ドライフラワーにして準備しておくのもおすすめです。
Recipe.2 卓上キャンドル飾り
リースと同じような材料で「卓上キャンドル飾り」をつくるのも素敵です。 リースの材料に加え、キャンドル、器(鉢)とオアシス(切り花用の給水スポンジ)などを用意します。フラワーアレンジ風に花材を挿していき、キャンドルを添えれば、クリスマスにぴったりな装飾に。
[ つくり方 ]
【1】
用意した器(鉢)のサイズに合わせてオアシスをカットし、中にギュッと詰める。隙間がないようにするのがポイント
【2】
適度な長さにカットしたヒバの枝葉を、ベースになるよう外側(横の方)からオアシスに挿していく。葉の向きを変えながら挿すと、作品に広がり・動きが加わる
【3】
キャンドルの位置を決めてオアシスに立て、周囲をヒバでしっかりと埋める
【4】
全体的にヒバで埋めたら、正面を決めて、ドライフワラーの花材などを挿していく。花材が短ければ、ワイヤー(針金)で長さを足して調整を。バランスよく配置して完成!
【Check!】
ドライフラワーを使っているので、キャンドルに火をつけるのは危険です! 飾りとして楽しむこと。
ハーブなど香りを楽しめる花材を使うのもおすすめ。あれこれと難しく考えず、ご自分の好みやアイデアも加えて、楽しみながらつくってみてください!
プロフィール
かりの あさの
herbarist・ハーブ研究家。ハーブやアロマの指導員などの資格を有し、30年以上植物と向き合い得た知識・経験をもとに、企業のアンバサダーや商品開発に携わる。また、さまざまな講座開催や公共の場での「みどりのまちづくり」のサポートなど、幅広く「ハーブのある暮らしの魅力」を伝えている。かりの あさのHP「ハーブまるごと活用生活」では、ハーブ&アロマのトータル情報をお届け。Facebook「かりのハーブcom」やInstagram「karinoherb」も。
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