2025/03/27 11:30
北海道生活
札幌、大人の美食紀行④
素材の魅力を引き立てる、 独創的なフレンチを表現
札幌市中央区/円山エリア
SIO-syuji hijikuro-
(シオ-シュウジ シオクロ-)

ディナーの一例。栗山町・「菅野牧園」黒毛和牛のシンタマと「アグリスケープ」黒豚のローストを合わせたひと皿。シンタマは内モモの下部にある丸い赤身肉。希少部位
唯一無二の独創性が生み出す、
魅力の“新北海道フレンチ”
円山・裏参道の隠れ家レストランで、気軽にフレンチを楽しみたいと足を運ぶ根強いファンが多い店。オーナーシェフ・土黒修二さんが作るのは、東京の名店で経験を積んできた土黒さんならではのオリジナリティあふれる独創的なフレンチ。北海道の新鮮な食材で表現する“新北海道フレンチ”は、厳選した北海道食材を自身のセンスと経験で、素材の魅力を引き立てながら、メニューを組み立てて提供してくれる。
厳選素材で表現するひと皿が、
極上のディナータイムを演出
食材は小別沢にある自社農園「アグリスケープ」や無農薬・無化学肥料で栽培する「かわいふぁーむ」、2024年から使用し始めた江別「アンビシャスファーム」の野菜など、生産者の想いが詰まった素材の新たな魅力を引き出すひと皿を表現している。メニューはフランス料理の伝統的な調理法を基本に、素材の味や香り、食感から発想した“新北海道フレンチ”。ディナーでは実際に素材を見ながら肉を選べる「食材プレゼン」も人気。

アワビの肝を使ったトマトリゾットに、オマール海老などから取ったソース、ジェノベーゼの泡を合わせた「アワビのムニエル」

シチリアの魚醤「コラトゥーラ」でマリネしたカツオのグリエ。芳醇な香りと濃厚な旨味を味わえるひと皿

オープンキッチンで土黒シェフの技を間近に楽しめる。テーブル席のほか、個室や半個室も完備。心地いい時間が過ごせる
PROFILE
オーナーシェフ 土黒 修二(ひじくろしゅうじ)さん
札幌出身。東京「エディション・コウジ・シモムラ」「エメ・ヴィベール」などで経験を積み、'19年より現職。

SIO-syuji hijikuro-
- 住所/北海道 札幌市中央区 南2条西23丁目1-1 テイストビル1F
- 電話/011-676-9220
- 営業時間/ランチ12:00~15:00 L.O 13:30/デイナー18:00~23:00 L.O 20:30
- 定休日/不定
- 駐車場/なし