2025/02/27 13:30
北海道生活WEBスタッフ
新しい半島グルメ!せたな・今金2町の共同開発「半島食堂 十八番」シリーズ
北海道の南西部・渡島半島に位置する2つの町、せたな町と今金(いまかね)町が共同で開発した、新しい美食ブランド「半島食堂『十八番(おはこ)』」が誕生しました!
2月25日に行なわれた記者発表では、せたな町長 高橋貞光さんと今金町長 中島光弘さんも駆けつけ、その魅力をたっぷりと紹介してくださいました。
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記者発表会場(北海道庁本庁舎内 官民交流サロン「CONNECT」で開催)
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「半島食堂『十八番』」のPRに駆けつけた、せたな町長 高橋貞光さん(左)と今金町長 中島光弘さん(右)
せたな町と今金町は、2年前から国土交通省の半島振興協議会の助成を受け、クリエイティブオフィスキュー(本社・ 札幌市)のコーディネートで、2町の農畜産物を活用した特産品開発を進めてきました。
せたな町が、2019年に公開された映画「そらのレストラン」の舞台になったことをきっかけに、クリエイティブオフィスキューと包括連携協定を締結。せたな町に隣接する今金町と共同で、今回の商品開発を行なってきたという背景があるようです。
せたな町と今金町の豊かな恵みが詰まった4つの商品
今回発表された「半島食堂『十八番』」は、せたな町と今金町の特産品を掛け合わせた美食ブランドです。
この商品開発は、2町の農畜産物を活用した商品を開発・魅力発信することで地域活性化を目指すもの。両町の優れた特産品を多くの方に知ってもらい、地域の活性化につなげていくことが大きな目標となっています。
発表された商品は以下の4つです。
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左から、「ポークと軟白長ネギのラー油」「せたな産米 米麺」「ポークとトマトのボロネーゼ」「今金産米 米麺(玄米麺)」
◆ポークと軟白長ネギのラー油
麺にもご飯にも合う万能調味料の食べるラー油。今金町産の特産の軟白長ネギと、せたな町産のブランドSPF豚肉〈若松ポークマン〉をたっぷり使い、軟白長ネギの甘みと豚肉の旨みがやみつきになる味わいです。<せたな町の豚肉(若松ポークマン)、今金町の軟白長ネギを使用>
◆せたな産米 米麺(白米麺)
温暖な道南の気候で育てたお米を100%使用した、せたな町産の米麺。お米は北海道最高峰のブランド米・ゆめぴりかです。コシが強く、もちもちとした食感とお米ならではの甘みを味わえます。毎日食べたくなるような、食べ飽きしないおいしさです。<せたな町のお米を使用>
◆ポークとトマトのボロネーゼ
豚肉の旨みと、味の濃いミニトマトの酸味が贅沢なパスタソース。せたな町のブランドSPF豚肉〈若松ポークマン〉と、ミニトマトはジューシーで酸味のバランスのよい今金町産の〈SC6-008〉を使った本格派の味わいです。<今金町のミニトマト(SC6-008)、せたな町の豚肉(若松ポークマン)を使用>
◆今金産米 米麺(玄米麺
今金町産米でつくる米麺は、豊かな清流のもとで育ったお米の玄米粉を贅沢に使用。お米特有のもちもちとした食感と、焙煎玄米の香ばしい風味が食欲をそそります。健康志向に応える体が喜ぶおいしさです。こちらもお米はゆめぴりかを使用しています。<今金町のお米を使用>
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せたな産米 米麺は、白くきれいな米麺(左)。今金産米 米麺は、焙煎玄米の色味と香りも感じる米麺(右)
地元高校生がレシピ開発に協力
今回の4商品について、せたな町・今金町からも通う地元高校「桧山北高校」の生徒さんたちがアレンジメニューのレシピ開発に協力しています。
記者発表には、桧山北高校の3年生を代表して3名の高校生が登壇。農業の授業の一環として、レシピ開発を行なったそうです。
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アレンジメニューのレシピ開発に協力。桧山北高校3年生の3名が代表して登壇
例えば、レシピの一つである、米麺を使った「冷麺」。米麺の特徴である風味や食感を活かした味つけ、スープづくりが大変だったとのこと。米麺はグルテンフリーなので小麦アレルギーの方も楽しめるメニューに仕上がりました。
そのほか、米麺を使った「海鮮焼うどん」、ポークと軟白長ネギのラー油を使った「ラー油ニラ玉」のレシピも。レシピ詳細は公式ホームページで紹介しているので、ぜひチェックしてつくってみてはいかがでしょうか。
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アレンジメニューのレシピ。レシピ詳細は、公式ホームページをチェック!
せたな・今金の2町連携で行なう魅力発信と地域活性化
今回は、せたな町の豚肉、今金町の長ネギやミニトマト、そして両町のお米と、地域で優れている農畜産物を活用して共同で商品開発を行ないました。
せたな町・今金町の町長のお二人は、「今回のような連携事業は、北海道の市町村・特に高齢化や過疎化が進む地方のまちにおいて重要な取り組みである」と言います。
また、それぞれに「2町で協力して地域の魅力を発信していきたい」(せたな町 高橋町長)、「連携した取り組みは、これからの市町村としての在り方の一つ」(今金町 中島町長)と話してくれました。
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今回のような2町の協力と官民で取り組む連携事業の重要性を話す町長のお二人
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「半島食堂『十八番』」の記者発表に登壇した皆さんで撮影
今回発表した「半島食堂『十八番』」の4商品は、2025年4月1日より発売を開始予定です。
せたな町では「道の駅 てっくいランド大成」と「温泉ホテルきたひやま」、今金町では「Aコープいまかね店」と「クアプラザ ピリカ」、そのほか、札幌ステラプレイスにある「rice noodle comen(ライス ヌードル コメン)」、オフィスキューオンラインショップCUEPROで販売予定です。
また、せたな町・今金町のふるさと納税の返礼品としても採用予定となっています。
せたな町・今金町ってどんなまち?
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「半島食堂『十八番』」のパンフレットには、両町の紹介とおいしいお米や野菜、豚を育てる生産者さんたちの顔も紹介されている
◆せたな町
渡島半島の日本海に面するせたな町は、2005年に旧大成町、旧瀬棚町、旧北檜山町の3町が合併して誕生した北海道最西端のまち。海の幸・山の幸が豊富でまさに食材の宝庫です。中でも、ブランド豚肉・若松ポークマンを生産する高橋農場は、一般社団法人日本SPF豚協会が選出するSPFコマーシャル農場総合生産成績部門で最優秀賞を3年連続受賞。飼料の一部にお米を加えて育てる豚で、道内外で高い評価を得ています。
◆今金町
渡島半島の内陸に位置する今金町は、町の総面積の約8割を森林が占めている自然豊かなまち。全国区の知名度を誇る〈今金男しゃく〉を筆頭に、清流日本一に幾度も選出されている後志利別川の清らかな水と大地の恵みのもと生まれる高品質な〈今金米〉や〈今金和牛〉など、生産者が丹精を込めて育てた「今金ブランド」の農畜産物は、市場から高い信頼を得ています。
この春から販売を開始する「半島食堂『十八番』」シリーズ。せたな町と今金町の豊かな食材を活用した商品は、“北海道の新しい味”の発見につながるはず。ぜひ試してみてくださいね!
●「半島食堂『十八番』」シリーズ
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「半島食堂『十八番』」公式HPをぜひチェック
ちなみに、記者発表が行なわれた会場は、北海道庁本庁舎の一室。「道庁といえば!」の“赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)”ですが、現在改修工事中……なのですが、工事も順調に進んでいるようです。工事中に建物の外壁を覆っていた幕(赤れんが庁舎の写真が写っていましたね)も外されていましたよ。
2025年7月25日にリニューアルオープン予定です。こちらも楽しみですね!
(「北海道生活」WEBスタッフ)
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2025年7月25日にリニューアルオープン予定、赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)