さっぽろ地下街で出会う“アイヌアート”の常設販売店「PORSE（ポロセ）」

2025/02/07 13:30

北海道生活

昨年（2024年12月）に、さっぽろ地下街に移転オープンしたアイヌ工芸品等常設販売店「PORSE（ポㇿセ）」。場所は、札幌市営地下鉄 B1大通駅コンコース横（出口5番）。札幌の中心部という絶好の場所にあり、観光客はもちろん、地元の人々にとってもアイヌ文化を身近に感じられる新たなスポットになっています。

店名の「ポㇿセ」は、アイヌ語で「表現する」「描写」を意味する言葉。その名の通り、札幌を拠点に活動する札幌アイヌアーティストたちの豊かな表現力が詰まった作品が並びます。

美しいアイヌ文様の刺繍が施されたバッグや小物、伝統技法を活かした木工品や革製品など、アイヌの歴史と文化を感じるアイテムが見る人の目を楽しませてくれます。
店舗のロゴマークにも、アイヌ文化への深い敬意と親しみやすさが表現されています。代表的なアイヌ文様であるモレウとアイウㇱを組み合わせたデザインは、まるでコタンコㇿカムイ（シマフクロウ）が微笑んでいるかのよう。訪れる人々の笑顔を願う想いが込められています。

アイヌ工芸品等常設販売店「PORSE（ポㇿセ）」

【札幌アイヌアーティストたち】

札幌アイヌアーティストたちが手がけたアットゥㇱ織や刺繍（ししゅう）、木彫などの札幌のアイヌ工芸作品などが並ぶ

PORSE（ポㇿセ）の隣には、アイヌ文化に関する展示・PRスペースも設置。アイヌの工芸品や楽器などを体験したり、アイヌの伝統的な衣装を着て写真を撮ったりもできる体験型のコーナーとなっています。

アイヌ文化に関心のある方はもちろん、何気なく立ち寄った方も、美しい工芸品の数々に心を奪われることでしょう。現代に息づくアイヌアートの魅力にぜひ触れてみてください。