2025/01/23 12:30
北海道生活WEBスタッフ
大雪像はただ今制作中!「さっぽろ雪まつり」2月4日から開催
札幌の冬の風物詩となっている「さっぽろ雪まつり」。今冬(2025年)は2月4日(火)~11日(火・祝)の8日間にわたり開催されます。あと10日間ほどですね! その準備が、街の中心部にある大通公園で着々と進められていますよ。
大通公園は、さっぽろ雪まつり会場の一つとなっており、雪まつりの象徴でもある大雪像が5基登場します! その制作の様子がこちら↓↓
大通公園会場 4丁目:大雪像「転生したらスライムだった件」制作中の様子(1月22日現在)
※「転生したらスライムだった件」は、異世界で一匹のスライムに転生した主人公が、身につけたスキルを駆使し、知恵と度胸で仲間を増やしていく異世界転生エンターテインメントです。
大雪像イメージイラスト ©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会 協賛:転スラ委員会 雪像企画:STV
大雪像制作の準備は、1月初旬から始まります。会場へ雪を運ぶ作業からスタートし、大量の雪を現場に積み上げ、積んだ雪を安定させる圧雪、大きく形を整える粗削り、そして削ったり模ったりしていく繊細な作業、最後に化粧雪といったきれいな雪で表面の仕上げ、といった工程を踏むようです。
写真は、大通公園会場 4丁目の大雪像「転生したらスライムだった件」の制作中の様子ですが、キャラクター(登場人物)の表情が見えてきていますね。あと少し…といったところでしょうか。
重機が稼働していたり、足場をしっかりと組んで作業している様子は、さながら建設現場のようですね。よく見ると、バケツやソリを使って雪を運んでいるのが面白いですね。雪像の形を整えるのに使っているようです。
大雪像が形づくられていく様子。雪像の粗削りには重機が出動
大雪像の裏側の壁面もていねいに整えている
札幌は今冬、積雪が例年の半分、しかも気温も高めということで、雪まつりの開催を心配している札幌市民や道民も多いようでしたが、この様子ですと無事に開催できそうですね!
雪まつりが始まれば、大通公園に登場するこれら5基の大雪像はライトアップやプロジェクションマッピングなどの演出が施され、魅力あふれる様子を楽しめますよ。
そして、大通公園会場 3丁目では、なにやらコンテナに雪を詰め込んでいます…。重機で雪をドサッと入れ、人が中に入って圧雪する作業が行なわれていました。市民雪像や小雪像をつくるための大きな雪のキューブができあがります。
重機でコンテナに雪を入れている
雪のキューブが並ぶ。このあと削ったり、雪をくっ付けて調整し、さまざまな形の雪像に!
大通公園といえば、さっぽろテレビ塔にも立ち寄りたいところ。私も日々札幌の街なかへ出勤していますが、あまり真下から見上げたことがないなぁ…ということで、寄ってみました。下からテレビ塔を見上げると、「あれ、こんなに大きかったかな…」と札幌のシンボル的存在の一つであることを改めて実感(笑)。
テレビ塔をイメージしたキャラクター「テレビ父さん」(実は非公認キャラクターらしいです)が出迎えてくれました(笑)。雪まつり期間は、テレビ塔のある大通公園会場 1丁目でウィンターアトラクションも予定されています。雪像を見たり、楽しんだりしながら歩いていけば到着するので、テレビ塔の展望台にも上って(有料)、会場全体を眺めるのもおすすめ。夜景もきれいですよ。
さっぽろテレビ塔は、高さ147.2mのタワー。展望台から360度の眺めを楽しめる
テレビ父さんファミリーがエントランスのあちこちに。家族構成は、父さん、かあさん、たろー、はなこ、じいちゃん、ばあちゃん、だそう
さっぽろ雪まつりへ行ったら、テレビ塔はもちろん、近くに札幌時計台などの観光スポットもあるので、ぜひチェックしてみましょう。
ちなみに、さっぽろ雪まつりは1950年から、地元の中・高校生が6つの雪像を大通公園に展示したことが始まりだそうです。現在では、国内外から注目を集める札幌の冬の一大イベントになっています。
【 雪まつり会場について 】
会場は、札幌の街の中心部の「大通公園会場」と、東区にあるコミュニティドーム「つどーむ」で展開する「つどーむ会場」、そして「すすきの会場」の3カ所。日程は、2025年2月4日(火)~2月11日(火・祝)まで開催。
◆大通公園会場(大通西1丁目~西11丁目)
時間/ライトアップは22:00まで
大雪像5基を中心に、中・小雪像、市民雪像、ウインターアトラクションなどを予定しています。
1丁目:ウインターアトラクションなど
2丁目:市民雪像など
3丁目:スケートリンクなど
4丁目:大雪像「転生したらスライムだった件」
5丁目:大雪像「札幌へ駆けるサラブレッド」(プロジェクションマッピング)
6丁目:小雪像(雪像彫刻)・滑り台付き雪像など
7丁目:大雪像「北海道庁旧本庁舎 ~赤れんが庁舎~」(滑り台付き雪像)
8丁目:大雪像「小樽 銀鱗荘」(プロジェクションマッピング)
9丁目:市民雪像など
10丁目:大雪像「『モンスターハンターワイルズ』2月28日狩猟解禁!「アルシュベルド&オトモアイルー」」
11丁目:国際雪像コンクールなど
◆つどーむ会場 つどーむ(札幌市東区栄町885-1)
時間/10:00~16:00まで
すべり台やチューブスライダー、スノーラフトなど親子で遊べる会場です。また、屋内スペースには、グルメブースや休憩所のほか、子供が遊べるアトラクションも。
◆すすきの会場 札幌駅前通(南4条~南7条西3・4丁目)
「すすきのアイスワールド2025」
時間:ライトアップは23:00まで ※最終日は22:00まで
魚入り氷像をはじめ、大・中氷像や、氷彫刻コンクールの氷像など60基を展示。会場内に飲食ブースも登場します。
<歩行者天国>
2月4日(火)~7日(金)・10日(月)/15:00~23:00
2月8日(土)~9日(日)/10:00~23:00
2月11日(火・祝)/10:00~22:00
また、「大和ハウス プレミストドーム」(札幌市豊平区羊ケ丘1番地)にて、さっぽろ雪まつり特別連携行事として「JAL さっぽろスノースポーツパーク 2025」が2月7日(金)~9日(日)に開催。雪をテーマにしたスポーツ、パラスポーツ、アート、グルメの感動体験パークとなっています。
札幌市内の複数の会場で展開される、雪と氷の祭典「さっぽろ雪まつり」はもうすぐ! 大通公園をはじめ、各会場でさまざまな楽しみがあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
(「北海道生活」WEBスタッフ)
●2025さっぽろ雪まつり(第75回)
日程/2025/2/4~2025/2/11
会場/大通公園会場(大通西1丁目~西11丁目)、つどーむ会場 つどーむ(札幌市東区栄町885-1)、すすきの会場 札幌駅前通(南4条~南7条西3・4丁目)